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2005 Fiscal Year Annual Research Report

cDNAライブラリーに基づくヒト角膜内皮細胞発現遺伝子の機能解析

Research Project

Project/Area Number 16390494
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

山上 聡  東京大学, 医学部附属病院, 客員助教授 (10220245)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 天野 史郎  東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80193027)
臼井 智彦  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (80282557)
横尾 誠一  東京大学, 医学部附属病院, 寄附講座教員 (20345052)
Keywords角膜内皮細胞 / matrix gla protein
Research Abstract

ヒト角膜内皮細胞のcDNAライブラリー中で遺伝子発現数の多かった未知遺伝子、Corneal endothelium specific protein (CESP)-1およびmatrix gla protein (MGP)の発現と機能を解析した。
CESP-1については、マウス、ヒトに対する抗体を作製し、ウエスタン・ブロッテイング法を行ったところ、ヒトCESP-1は、角膜上皮細胞、内皮細胞、培養ヒト角膜内皮細胞、脳、睾丸、卵巣に発現していた。細胞内の局在を検討したところ、CESP-1は、ミトコンドリアに発現していた。またC末端に対する抗CESP-1抗体は、角膜内皮、上皮細胞を染色しえたが、N末端に対する抗CESP-1抗体は、これらに無反応であった。更にウエスタン・ブロッテイング法で細胞内のCESP-1は、予想される蛋白より小さいことから、ミトコンドリアターゲットシークエンスを持つCESP-1のN末端は、蛋白がミトコンドリア内に取り込まれる際、プロセスされることが示唆された。
MGPは、抗ヒトMGP抗体でヒト角膜内皮細胞が陽性を示し、培養ヒト角膜内皮細胞でもMGPは、RT-PCR法とウエスタン・ブロッテイング法により発現していた。抗ヒトMGP抗体で角膜内皮細胞をブロックし、ポンプ機能に及ぼす影響を検討したところ、有意にポンプ機能を抑制した。またポンプ機能との関連からNa(+)-HCO3-contrasporter (NBC-1)とMGPが共同して機能している可能性が考えられたため、培養ヒト角膜内皮細胞におけるNBC活性は、抗ヒトMGP抗体で抑制された。さらに免疫沈降法で培養ヒト角膜内皮細胞でのNBC-1とMGPのcolocalizationが明らかとなり、これらの蛋白が角膜内皮細胞において共同で機能していることが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Distribution of CESP-1 protein in the corneal endothelium and other tissues.2006

    • Author(s)
      Kinouchi R, Kinouchi T, Hamamoto T, Saito T, Tavares A, Tsuru T, Yamagami S
    • Journal Title

      Invest Ophthalmol Vis Sci 47(印刷中)

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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