• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

抗炎症作用を有するアンチトロンビンIIIに対する新しい受容体の探索

Research Project

Project/Area Number 16390513
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

南谷 佳弘  秋田大学, 医学部, 助教授 (30239321)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 片寄 喜久  秋田大学, 医学部, 助手 (40282165)
齊藤 元  秋田大学, 医学部, 講師 (20323149)
KeywordsアンチトロンビンIII / ヘパリン / 炎症 / シンデンカン4
Research Abstract

【非グリコサミノグリカン受容体とアンチトロンビンIIIとの結合】蛍光標識したlatent-アンチトロンビンIII(heparinと結合しないアンチトロンビンIII)と好中球との結合をflow cytometryで測定した.また非特異的な結合を否定するために,非標識latent-アンチトロンビンIIIで前処置した時に,蛍光標識latent-アンチトロンビンIIIと好中球との結合が減ることを示した.さらにheparinaseで好中球表面のheparan sulfateを除去しても,同様の反応が起きることを示した.以上の研究により,好中球細胞膜上にアンチトロンビンIIIに対するnon-GAG受容体が存在することを示唆した.【新しいタイプの受容体】この非グリコサミノグリカン受容体を探索するために,ATのheparin binding site以外と結合するアンチトロンビンIIIの受容体蛋白を探索した.その方法として培養腫瘍細胞HT1080をheparinaseやsodium chlorateであらかじめ前処置してheparan sulfateを除去した後に,アンチトロンビンIIIを添加してアンチトロンビンIIIのheparin binding site以外と結合するアンチトロンビンIIIの受容体蛋白を結合させた.そして電気泳動で結合している蛋白を分離した.それらの蛋白を一つ一つ質量分析器にかけて,蛋白の種類を検索した.その結果heparan sulfateを除去したにもかかわらず,グリコサミノグリカンの一種であるシンデカン4が検出された.さらに証明するために,に示すIP-western法により,heparinaseやsodium chlorate処理で細胞膜上heparan sulfateを完全に除去しても,アンチトロンビンIIIはシンデカン4と結合することを示した.

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi