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2004 Fiscal Year Annual Research Report

NotchおよびNovシグナルの調節による硬組織再生誘導とその臨床的展開

Research Project

Project/Area Number 16390543
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

川島 伸之  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, COE特任講師 (60272605)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂本 啓  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00302886)
勝部 憲一  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (20233760)
KeywordsNotch / 未分化間葉細胞 / 骨芽細胞 / CBF1 / RBP-Jκ / KusaA1 / 硬組織形成 / 骨髄ストローマ / Nov
Research Abstract

未分化間葉系細胞から骨芽細胞への初期のコミットメントにおいて、runt-related transcription factor 2およびOsterixが重要であると考えられているが、骨芽細胞分化および骨芽細胞の機能を誘導するメカニズムについてはいまだ不明な点が多い。今回の研究において、さまざまな細胞の分化さらに器官、組織の発生に重要な働きをもつNotchが、未分化間葉系細胞の骨芽細胞への分化および石灰化においても関与していることを明らかにした。すなわち、Notchの細胞内ドメイン(NICD)をトランスフェクトすることによりリセプターとして機能するNotchのシグナルを強制的に入れることにより、骨芽細胞としてのフェノタイプを強く示す骨髄ストローマ細胞由来のKusaA1細胞において、骨芽細胞系のマーカー発現が抑制された。また、in vivoにおける硬組織形成も強く抑制された。すなわち、Notchは骨芽細胞の分化あるいは石灰化において抑制的に働いていることが明らかになった。それでは、Notchシグナルを抑制することにより骨芽細胞分化および石灰化が促進できるのではないか、との仮説に基づき、Notchシグナルをブロックすると報告されているCBF1/RBP-JκをKusaA1細胞にトランスフェクトし、その効果について検討した。その結果、NICDの場合とは逆にKusaA1細胞は骨芽細胞としてのフェノタイプをより強く発現するとともに、in vivoにおいてオリジナルのKusaAl細胞に比べてより大きな硬組織を形成することが明らかとなった。さらに、CCNファミリーに属するNovがKusaA1細胞に強く発現することを確認し、同じ細胞あるいは近接する細胞のNotchと結合し、Notchシグナルをコントロールしている可能性が考えられた。(765文字)

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Molecular and cell biological properties of mouse osteogenic mesenchymal progenitor cells, Kusa2005

    • Author(s)
      Kawashima N. et al.
    • Journal Title

      JBMM (in press)

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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