2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16390570
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
土井 豊 朝日大学, 歯学部, 教授 (40116067)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 正徳 朝日大学, 歯学部, 助教授 (60076057)
亀水 秀男 朝日大学, 歯学部, 講師 (00152877)
若松 宣一 朝日大学, 歯学部, 助手 (00158594)
飯島 まゆみ 朝日大学, 歯学部, 助手 (80164838)
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Keywords | 炭酸含有アパタイト / 多孔体 / 骨芽細胞 / 担体 / 吸収性 / 培養骨 / ハイブリット体 / 骨誘導性 |
Research Abstract |
初年度の研究計画は高気孔率を有する炭酸含有アパタイト(CAP)多孔体を創製することであった。合成CAPを出発材料とし、易溶性材料を添加し、圧粉体作成後に易溶性材料を溶出する手法で作製した多孔体は、操作時に破壊しない程度の強度を有する条件下で最大90%程度の気孔率を付与できた。気孔率95%のものは500℃で1時間仮焼すると操作時に崩壊しないことが確認できた。このようにして得られた多孔体内面は比較的滑沢性を有し、骨芽細胞とうの細胞保持には有利だが、成長因子とうの保持には短所となることが懸念された。この点を解決するために、CAP前駆体となるTe-CP(リン酸四カルシウム)、αTCP(αリン酸三カルシウム)多孔体からCAPへ転移させることを試みた。いずれも一度、易溶性材料を添加し、多孔体を作成後焼結してそれぞれの多孔体を得た。気孔率は上述の場合と同様に90%程度で、これら多孔体を種々の炭酸溶液に浸漬し、2週から4週間程度転移過程を検討した。転移速度は温度が高いほど速くなるが、生成したCAP中の炭酸含有量は低下し、結晶性も向上し吸収性が損なわれるため、最初は37℃に固守した。しかしながら、37℃ではいずれの前駆体もCAPへは移行せず、浸漬温度を60℃、80℃にした。pHを低くすれば前駆体が溶解し、それに比例してCAPへの移行も促進される可能性があるが、浸漬中に未反応多孔体が崩壊する可能性もあるため、現在、浸漬溶液のpHについて検討中である。また、Te-CPを用いた場合、Te-CPの溶出にともない浸漬溶液がカルシウムリッチとなるため、浸漬溶液にリン酸を添加することも試みている。 また、これら予備条件のさらなる検討に加え、CAP粉体から試作した高気孔性多孔体未焼結CAPの成長因子の保持能力についても、bFGFを用いて研究を開始したところである。
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Research Products
(4 results)