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2004 Fiscal Year Annual Research Report

生骨組織中での骨細胞分化過程の可視化

Research Project

Project/Area Number 16390606
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

上岡 寛  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (80253219)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 照子  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00127250)
福永 智広  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70362994)
Keywords骨細胞 / 骨芽細胞 / 3次元構築 / アクチン線維
Research Abstract

平成16年度の目的である生骨組織の蛍光観察を教室現有の共焦点レーザー顕微鏡を用いて行った。まず、骨細胞特異的抗体OB7.3で標識された骨細胞を光毒性の少ない長波長励起を有する蛍光色素(Alexa594)で免疫組織学的に染色した。長波長による透過性により、骨深部の骨細胞まで染色されることが確認された。画像を取得後、さらに培養を継続したが、光毒性による細胞死などの影響が認められなかった。また、断層像を撮影するときに懸念される蛍光色素の消光も影響が少なくFluoviewを用いた骨細胞の3次元構築には影響はなく微細な骨細胞の突起を含めた構造を反映した像を得ることができた。よって、生骨組織を蛍光染色し、3次元構築することは可能であることが示唆された。
さらに詳細な骨細胞の3次元構築像をえるために、骨細胞のアクチン線維をAlexa594で染色し、Imaris、NeuronTracer、Surpass softwareを用いて3次元再構築を行った。それにより、いままで得られることのなかった骨細胞の全貌を明らかにすることができると同時に初めて骨細胞の突起の長さ、表面積、体積などの形態計測値を得ることに成功した。その成果は本年度国際誌Boneに掲載される予定である。
このように、現在、生骨組織の蛍光観察の手法の確立と、得られた結果の3次元的解析方法を検討している。さらに、次年度には、顕微鏡下での生骨組織の長期培養方法を確立し、目的である骨芽細胞から骨細胞への分化過程を映像に捕らえていく予定であり、そのための培養環境を調整している。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Three-dimensional reconstruction of chick calvarial osteocytes and their cell processes using confocal microscopy

    • Author(s)
      Sugawara Y, Kamioka H, Honjo T, Tezuka K, Takano-Yamamoto T
    • Journal Title

      Bone (in press)

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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