2005 Fiscal Year Annual Research Report
不妊治療を受けている女性のストレスを軽減する看護介入プログラムの開発と実用化
Project/Area Number |
16390634
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
森 恵美 千葉大学, 看護学部, 教授 (10230062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大月 恵理子 千葉大学, 看護学部, 講師 (90203843)
柏原 英子 千葉大学, 看護学部, 助手 (90375618)
安藤 みか 千葉大学, 看護学部, 助手 (80375617)
陳 東 千葉大学, 看護学部, COEフェロー (50400817)
石井 邦子 千葉大学, 看護学部, 助教授 (70247302)
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Keywords | 不妊看護 / 不妊女性患者 / ストレス / 不妊看護研修 / 不妊治療 / 看護介入プログラム |
Research Abstract |
1.【研究1】:開発した看護介入プログラムについてスペインで行われた国際看護学会で発表し、日本不妊看護学会誌に投稿中である。 2.【研究2】:平成17年3月に不妊看護介入プログラムの教授する研修会を開催した。研修参加者には研究協力依頼を文書に基づき口頭で行い、研修会前に同意書にて同意を得た。研究対象者は研修参加者である5名であった。この研修は講義、グループ討議、模擬看護演習からなった。研修参加者には研究依頼を再度行い、同意を得たのち非参加型観察法と質問紙法で研究データを収集した。模擬看護演習においては研修参加者(研究対象者)の看護介入場面をワンウェイミラーから観察すると同時にビデオ録画した。質問紙回答からの量的データと研修前後の質的データを分析し、研修目標からの評価を行い、学会発表をしたのち、論文としてまとめた(千葉大学看護学部紀要に掲載予定)。平成18年1〜2月にも同様の研修を行い、4名の研究対象者が得られた。これら2回の研修会で得た画像・音声データから看護場面を言語に起こし、質的・帰納的に分析する。あるいは、ビデオ録画データについてコーディング分析を行うことも検討する。 3.【研究3】:研修終了後、研究協力者には比較群と同様の対象者条件に基づいて、介入群の抽出とその対象者への研究参加の依頼協力を要請した。すなわち、研究者は通常の看護に加えて開発された看護介入プログラムの提供を受ける不妊治療中の女性(介入群候補者)に、研究協力者を介して文書にて研究協力の説明と依頼をした。承諾の得られた研究対象者に本看護介入を受ける前と第1回介入後黄体期、第2回目介入後黄体期に、認知的評価、対処及び適応状態についてデータ収集を質問紙調査によって行い、郵送法で回収している。現在、有効回答者は比較群62名、介入群10名である。収集したデータの整理、コーディング等を順次行い、統計学的分析の準備をしている。
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