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2006 Fiscal Year Annual Research Report

在宅医療に関連する感染の危機管理システムの構築

Research Project

Project/Area Number 16390655
Research InstitutionToho University

Principal Investigator

村井 貞子  東邦大学, 医学部, 教授 (20057623)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 美ノ谷 新子  東邦大学, 医学部, 助教授 (20299986)
峯川 美弥子  東邦大学, 医学部, 助手 (90366500)
山口 綾子  東邦大学, 医学部, 助手 (10366502)
Keywords在宅医療 / 易感染者 / 感染予防対策 / 感染予防教育 / 危機管理システム
Research Abstract

訪問看護事業所の状況を受けて、本年度は訪問介護と入浴利用者の感染状況と感染予防対策についての全国調査を行い、常用されるようになった速乾式手指消毒薬に関する実験研究を行った。
1.訪問介護事業利用者の感染状況と事業所の感染予防対策:2005年度介護保険指定サービス事業所として登録されている26,111件の中から無作為に1000事業所を抽出し、質問紙を用いて2006年1月の利用者の感染の状況と事業所の感染予防対策を調査した。有効回収率は34.7%、感染症と診断されている利用者をもつ事業所は30.8%であった。褥創のある利用者をもつ事業所は49.4%、膀胱留置カテーテルでは41.6%と感染のリスクを持つ利用者を約半数の事業所が介護しており、感染対策マニュアル保有が70.3%、感染対策研修実施が62.5%であった。
2.訪問入浴事業利用者の感染状況と感染予防対策:全国2687の訪問入浴事業所を対象に1)と同様な内容で2006年6月現在の利用者の状況に関して同年8月に調査を行った。有効回収率は45.0%であり、要介護5の利用者を92.9%の事業者が保有していた。褥創のある利用者を76.1%の事業所が、膀胱留置カテーテル利用者を70,3%がもっており、60.5%の事業所が感染症と診断された利用者をケアし、そのうちの71.3%が入浴順番を最後にするとしていた。
3.擦式消毒薬の検討:各種訪問事業の感染対策の中ではCDCが推奨している速乾式の手指消毒薬を訪問看護事業所の平均38.8%、訪問介護で27.8%、訪問入浴では24.6%の事業所が使用していた。数種のプッシュ式の市販品があるが、製品によって一回の噴出量に差があり、使用法も記載されておらず、再考が望まれる。
なお、対策の有無と感染症利用者の有無などの関連はみられなかった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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