2007 Fiscal Year Annual Research Report
ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵浮世絵全作品カタロギング
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16401006
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| Research Institution | Ritsumeikan University |
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Principal Investigator |
赤間 亮 Ritsumeikan University, 文学部, 教授 (70212412)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 千恵 立命館大学, アートリサーチセンター, 研究員 (00368010)
金子 貴昭 立命館大学, COE推進機構, 研究員 (20411150)
倉橋 正恵 立命館大学, COE推進機構, 研究員 (90425017)
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| Keywords | 浮世絵 / デジタルアーカイブ / ローマナイズ / 大英博覧会 / ジャポニスム / 美術品輸出 |
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| Research Abstract |
世界でも最大規模の工芸博物館として著名なヴィクトリア&アルバート博物館所蔵の浮世絵は、肉筆も含めると現在所蔵量は約40,000枚にも上る。大英博覧会が開催されて日本文化に対するブームが訪れた1860年代から1880年代にかけて、まったく分類整理の行なわれていない約4万5千枚の浮世絵コレクションを,当時の英国政府が一括購入して形成されたものである。その内、約5千枚がエジンバラのスコットランド国立博物館に分与移管されたもので、膨大でかつ未整理状態であるだけに、当時の浮世絵流通事情を探るのに第一級の資料である。
本研究は、この膨大な2群の資料群を、デジタル技術によりもう一度一つにまとめ、日本に持帰ることで詳細なカタログ化を行い、幕末を中心とする浮世絵研究の基盤を作るものである。
本年度は、平成19年3月デジタル撮影実施のスコットランド国立博物館所蔵浮世絵デジタルデータのデータ処理を実施し、カタロギング作業(基礎データ入力)に取掛った。ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵浮世絵については、ヴィクトリア&アルバート博物館から、書誌データの大元になる管理データの支給を受け、誤番号の発見につとめた。これにより、昨年までに入力された基礎データの調整部分が発生したため、その整合化に時間を費やした。この部分に予定外の労力がかかったため、カタログデータの完成に遅延が発生した。
ヴィクトリア&アルバート博物館とスコットランド国立博物館所蔵品との併合による、重複作品、続物・組物の作品のグルーピングも実施した。データには、ローマナイズのためのふりがな項目を付与した。一括ローマナイズのプログラムを通すことで、ローマナイズデータが完成するが、校正が完了できなかったため、引続き作業を継続している。
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