2006 Fiscal Year Annual Research Report
オモ・クシ系少数言語の調査研究及び地理情報システムを用いたデータベース構築
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16401008
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| Research Institution | Yamaguchi University |
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Principal Investigator |
乾 秀行 山口大学, 人文学部, 助教授 (10241754)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柘植 洋一 金沢大学, 文学部, 教授 (50092276)
小脇 光男 熊本大学, 留学生センター, 教授 (30136030)
中野 暁雄 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授 (70014470)
杉井 学 山口大学, メディア基盤センター, 助教授 (00359910)
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| Keywords | オモ系言語 / クシ系言語 / 少数言語 / 言語接触 / エチオピア / 社会言語学 / 基礎語彙 / GIS |
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| Research Abstract |
1.エチオピア連邦民主共和国で、アジスアベバ大学エチオピア学研究所の協力のもと、オモ・クシ系少数言語の記述のための現地調査を実施した。また、社会言語学的調査も同時に実施した。
各メンバーの本年度の具体的な研究内容は以下のとおりである。
乾(研究代表者):(1)アルバミンチおよびバスケトにおいて、バスケト語の文法記述、基本動詞の例文の収集を行った。(2)ラバにおいて、マロ語の語彙調査を行い、音声データを収集した。(3)各メンバーの調査地の緯度・経度をGPSで記録すると共に、音声・映像データを収録した。
柘植(研究分担者):(1)ジンカにおいてアリ語メーツェル方言の調査を行った。(2)アリ語語彙集作成に向けての作業を進めた。
小脇(研究分担者):(1)アルバミンチ、ジンカにおいて、コンソ語の文法記述を行なった。(2)コンソ族の国内移住と言語間題に関する予備調査を行なった。(3)コンソ語文法記述のための基礎データを収集した。
中野(研究分担者):(1)アジスアベバでハムタンガ語、アガウ語の語彙を収集した。(2)アジスアベバでハムタンガ語、アガウ語の会話資料の収集を行った。
若狭(研究協力者):ボディチにおいて、ウォライタ語の文法記述を行った。
高橋(研究協力者):アジスアベバ大学において、ハマル語の語彙の収集、および音声分析を行った。
2.データベース構築に関しては、乾および杉井(研究分担者)が次の作業を行った。
(1)GISサーバに各メンバーの調査地点の語彙、音声、映像データを入れた。(2)SILから出ているGIS対応の世界言語地図を購入し、データベースの構造の検証を行った。
3. 10月に研究成果の中間報告書(241ページ)を発行した。
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