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2006 Fiscal Year Annual Research Report

途上国の感染症対策における多元的医療アプローチの構築に向けた人類学的研究

Research Project

Project/Area Number 16401033
Research InstitutionOHKAGAUEN UNIVERSITY

Principal Investigator

成田 弘成  桜花学園大学, 人文学部, 教授 (40189212)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ブルトス ナザリオ  桜花学園大学, 人文学部, 教授 (80340371)
富田 りか  東邦大学, 医学部, 講師 (90349895)
城川 美佳  東邦大学, 医学部, 助手 (10177785)
KeywordsHIV / AIDS / 開発と文化 / ジェンダー / 教育と心理 / 医療人類学
Research Abstract

研究代表者及び分担者の4人は、最終年度となる平成18年度において、前年度に引き続きフィールドワークを実施し、発展途上国における感染症対策の問題を、特にHIV/AIDSを中心とした性感染症に焦点を置き、開発援助の立場から、その問題点を探求した。特に成田弘成は、南太平洋のパプアニューギニア(平成18年8月12日から9月16日、平成18年12月23日から平成19年1月9日、平成19年3月13日から3月27日)において、ブストス・ナザリオはシンガポール(平成18年7月29日から8月9日)及び中南米のメキシコ(平成19年2月19日から3月7日)において、フィールドワークを実施した。また富田りか及び城川美佳は、前年度のフィールドデータを基に、担当国アフリカ・タンザニアやカンボジアにおける保健医療システム及びHIV/AIDSの流行状況とその対策の問題点を明確にしつつ、医学的治療の他に、その防止的な対策を念頭に置き、教育・心理・文化等の統合的アプローチの体系化を試みた。こうした成果として、日本文化人類学会において(平成18年6月3日、於東京大学)、「HIV/AIDSから見た開発と医療」と題して、成田弘成及び富田りかが、HIV/AIDSの調査報告を行い、感染症対策における文化的理解の必要性を示唆した。最終の成果報告書では、成田弘成は南太平洋における今後のHIV/AIDSの流行をセクシュアリティの側面から、ブストス・ナザリオは中南米におけるコンドームの使用を巡る文化的問題を、富田りかはアフリカのHIV/AIDS問題の開発的側面を、城川美佳はカンボジアにおける医療NGOとの連携的対応を、それぞれ考察した。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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