2006 Fiscal Year Annual Research Report
途上国の自立発展型社会・経済開発経営手法モジュールの国際共同開発
Project/Area Number |
16402011
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
草郷 孝好 大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (30308077)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西部 忠 北海道大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (50261269)
|
Keywords | 社会開発 / コミュニティ開発 / 経済開発 / 地域通貨 / 調査手法 / エンパワメント / ジェンダー / 開発経営 |
Research Abstract |
本研究の3年目、研究計画に沿い、主に次の7項目に関する研究実績をあげることができた。 (1)初年度と二年度に収集したコミュニティ開発支援事例に関する資料について追加資料を整理し、まとめた。(草郷、オイラーズ、リム) (2)国内の研究打ち合わせを大阪にて行った。(草郷、西部) (3)草郷はコミュニティベースの社会変容調査手法(地域ドック:Community Dockと命名)についてアメリカの評価学会にて口頭発表を行った。(草郷) (4)西部は、地域通貨の活用事例に関する調査をアルゼンチンとカナダにて行った。最終年度に研究報告をまとめる予定である。(西部) (5)草郷は、女性の経済的エンパワメントに関する論文をまとめ、成果とした。また、オーストラリアの学会にて口頭発表を行った。(草郷) (6)研究協力者である塚本により、紛争後の開発支援で鍵となる紛争分析手法について、この分野で世界をリードする手法集を収集した。最終年度では、まとめて、モジュールに付け加える予定である。(塚本) (7)ベトナムの障害者に関する実態調査を国立ベトナム大学人類学部ニュエン博士と共同で開始した。(草郷、ニュエン) (8)成果としては、草郷、西部が研究発表を行い、論文を公刊できた。 以上、本研究は、3年度の研究目的を十分に達したと考えており、最終年度では、引き続き、堅実な研究を推進し、講義にて試用し、また、研究全体の成果報告書を作成する予定である。
|
Research Products
(5 results)