2007 Fiscal Year Annual Research Report
メタ認知活用による環境適合型グローバル・リーダーシップ行動モデルの構築
Project/Area Number |
16402019
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
永井 裕久 University of Tsukuba, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (10266215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 忠彦 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (60080363)
徐 ふぁ 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (40253025)
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Keywords | グローバル・リーダーシップ / 環境適応理論 / コンピテンシー / 海外マネジメント / 国際比較調査 |
Research Abstract |
研究最終年度となる平成19年度は、研究目的であるメタ認知活動による環境適合型グローバル・リーダーシップ行動のモデルを構築するため、前年度までに構築された分析モデルを用いて実証研究を実施した。このモデルは、グローバルリーダーが、さまぎまな異文化環境下において、過去の職務経験を通じて獲得したコンピテンシーをどの程度、現場において発揮しているのか、また、現地での職務行動の遂行を通してどのような種類のコンピテンシーを獲得しているのかについて横断的なデータ解析を行うものである。この調査に先立ち、海外マネジメントに詳しい識者に事例を聴くとともに、米国、中国を中心に海外現地法人に勤務する日本人派遣者を対象とするヒアリング調査を実施した。これらの情報収集を通して、新たな分析枠組みを構築するとともに、日系グローバル企業の世界10か国に勤務する日本人海外派遣者を対象として、標準化されたアンケート調査紙調査を実施した。 分析の結果、これまで事例として想定されてきた海外におけるコンピテンシーの学習メカニズムおよび、その地域的特性が確認され、今後の海外派遣者の育成ならびに研修に役立つ知見が得られた。同時に、海外者派遣者にとっても重要な側面となるワークライフバランスの重要性が確認された。こうした発見を通して、これからの海外派遣者マネジメントにとって有効な施策に結びつく成果が得られた。なお、これらの調査研究の成果は、平成20年3月17日〜20日にかけて行われたInternational Applied Research Conferenceにて報告され、このうち、ワークライフバランスに関する報告は、Best Proceedingsを受賞した。
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Research Products
(2 results)