2007 Fiscal Year Annual Research Report
「世界の工場」の中国化と日系企業の管理会計・原価管理の現地適用と現地適応
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16402023
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| Research Institution | Kagawa University |
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Principal Investigator |
井上 信一 Kagawa University, 経済学部, 教授 (10104704)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
姚 峰 香川大学, 経済学部, 教授 (90284348)
朴 鏡杓 香川大学, 経済学部, 准教授 (40346630)
宮脇 秀貴 香川大学, 経済学部, 准教授 (20294746)
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| Keywords | 世界の工場 / 中国化 / 経済開発区 / 管理会計 / 経済格差 / 現地適応 / 日系企業 / 社会主義市場経済 |
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| Research Abstract |
今年度は長江の上流、中流から下流域にかけての調査研究を行い、沿岸部(渤海湾、長江、珠海)と比べて外資系企業が少ない地域の経済開発区の発展と投資環境の実態把握を中心に、中国経済、産業の格差の把握に努めた。同時に重慶、南京、蘇州の日系企業とJETRO(広州、上海)でこれまでの日系企業の経営管理と管理会計の面談調査も平行して継続して行った。
1)長江流域のうち、重慶、武漢、南京、無錫、蘇州などの経済開発区の調査を行うことにより、中国の各地域の投資環境の整備と経済開発区の対応が明らかになった。
2)重慶、南京、蘇州では、日系企業の経営管理や管理会計への影響とその特性を理解できた。
3)蘭州、昆明の西部地域の経済開発区の調査により、国土、政治体制、経済システムのその「特色ある社会主義市場経済」の実態と共に、その変容とスピードに外資企業の対応の特性を理解できた。
4)華中、広州、雲南大学では、関係領域の研究者と、経済開発区、外資系企業の役割について、研究交流を行い、研究課題の深化を行った。
5)重慶経済開発区、武漢経済技術開発区、蘭州経済開発区、昆明経済技術開発区、南京経済技術開発区などで、経済開発区の投資環境、優遇措置、課題と外資系企業への施策、進出状況と課題について関連資料の収集を行った。
6)JETRO上海では、長江デルタ地域の日系企業の地域特性、またJETRO広州では珠海デルタ地域の日系企業の特徴につき、現地の専門家からヒアリングを行った。
以上の調査研究により、「世界の工場」から「世界の市揚」へ急速に発展している「中国型資本主義」を、欧米型、日本型のビジネス・モデルや管理会計、コストマネジメントの受容と変貌についての比較研究の手掛かりが得られた。
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