2004 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア域の水害生起と異常気象現象の遠隔影響及び将来予測に関する調査研究
Project/Area Number |
16404006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
寶 馨 京都大学, 防災研究所, 教授 (80144327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立川 康人 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
石川 裕彦 京都大学, 防災研究所, 助教授 (60263159)
近森 秀高 岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (40217229)
山本 晴彦 山口大学, 農学部, 教授 (40263800)
吉谷 純一 独立行政法人土木研究所, 上席研究員 (90355834)
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Keywords | 被害状況 / エルニーニョ南方振動 / 北極振動 / テレコネクション / 地表面変化 / 水害発生ポテンシャル / 社会影響評価 / リスク予想 |
Research Abstract |
本研究は、中国・モンゴル・極東ロシア・朝鮮半島・台湾・日本における水災害の歴史的経緯と諸相を明らかにしようとするものである。平成16年度は、7月5〜8日シンガポールで開催されたアジア太平洋水文・水資源協会(APHW)の第2回国際会議で東アジア域の水害に関する研究打ち合わせおよび研究発表を行った。11月22〜25日には、アデレード(オーストラリア)で開催されたユネスコ国際水文学計画東南アジア太平洋地域運営委員会第12回会合およびシンポジウムにおいて水害と異常気象の時空間相関に関する研究打ち合わせと研究発表を行った。1月12〜15日に、水災害の監視・軽減・予測に関する国際会議を京都大学において開催し、東アジア地域から研究者を招聘して、水害の杜会影響評価とリスク予測に関する資料提供を受けた。 分担課題ごとに本年度の実績を述べると以下のようである。 (1)東アジア水害経緯図・年表の作成:特に中国・韓国・日本における災害発生に関する水文・水理資料、災害発生箇所、時期、人的被害状況、物的被害状況などのデータを収集し整理した。 (2)水害と異常気象の時空間相関及びテレコネクション:気象観測の充実している近年の観測データを収集し、エルニーニョ南方振動や北極振動が我が国の異常気象や水害に与える影響を示す資料を収集した。 (3)土地利用変化による水害発生ポテンシャルの解明:衛星リモートセンシング画像・航空写真などを収集し、流域地表面変化の進展と洪水・渇水の被害ポテンシャルの変遷の関係に関する分析を開始した。 (4)水害の生起特性、社会影響評価とリスク予測:水害時に河口域・海岸に集積する流木等のゴミ処理、流出防止対策及び沿岸域の回復方策について、韓国を事例にして調査を行った。
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Research Products
(6 results)