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2004 Fiscal Year Annual Research Report

電子地図に対する高度なラベル配置アルゴリズム

Research Project

Project/Area Number 16500018
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

増田 澄男  神戸大学, 工学部, 教授 (80173748)

Keywordsアルゴリズム / ラベリング / 地図情報処理
Research Abstract

地図中には,地点等を表す点と,地名等を表すラベル(文字列)が数多く存在する.電子地図システムにおいて地図画面を表示する際には,そこに示す点及びラベルを利用者の要求に応じて選択し,それらを適切に表示することが望ましい.これを可能とするための基礎技術として,本研究では,高度なラベル配置アルゴリズムの開発を目的としている.今年度に得られた成果は以下のとおりである.
1.平面上の点集合Sが与えられ,各点に対して優先度が指定されているものとする.本研究では,まず,既存の代表的なラベル配置法であるWagnerらの方法を拡張することにより,点の優先度を考慮する場合のアルゴリズムを設計した.そして,計算機実験により,この方法がWagnerらの方法に比べ,ラベルを配置できた点の優先度の総和に関して大幅に優れていることを示した.この提案法はS中の点の削除を許さない場合のものであるが,一般に,優先度の低い点を削除することによって,優先度の高い点のラベルをより多く配置することが可能となる.そこで,本研究では,点の削除を許した場合のラベル配置アルゴリズムも二つ提案し,計算機実験により,それらが上述の方法よりさらに優れていることを示した.
2.ラベルの縦書きや長いラベルを2行で表示することを許す場合のラベル配置法を設計し,さらにその実行時間を抑えるための工夫を加えた.
3.実際の地図では,地点が密集している箇所に対して,引出し線を用いることがある.本研究では,引出し線を用いたラベル配置アルゴリズム開発の第一段階として,まず何らかの方法(Wagnerらの方法,上述の提案法等)によってラベルを配置した後,ラベル未配置となった点に対して引出し線を用いたラベル配置を試みるという方法を提案し,計算機実験により有効性を示した.

  • Research Products

    (4 results)

All 2005 2004

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 引出し線を用いた地図ラベル配置アルゴリズム2005

    • Author(s)
      大森 和貴
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 (印刷中)

  • [Journal Article] 優先度付き地図ラベル配置問題に対するラベル候補作成法2005

    • Author(s)
      阿部 昇
    • Journal Title

      電子情報通信学会2005年総合大会講演論文集 (印刷中)

  • [Journal Article] 地点の優先度を考慮した地図ラベル配置アルゴリズム2005

    • Author(s)
      舟川 国男
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌 Vol.J88-A・No.5(印刷中)

  • [Journal Article] 地点の消去を許す場合の地図ラベル配置アルゴリズム2004

    • Author(s)
      舟川 国男
    • Journal Title

      平成16年情報処理学会関西支部支部大会講演論文集

      Pages: 163-166

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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