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2004 Fiscal Year Annual Research Report

既存ヘルプ文書を言葉で記述された知識として再利用する知的な質問応答システムの開発

Research Project

Project/Area Number 16500050
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

小林 一郎  お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (60281440)

Keywords質問応答システム / オンラインヘルプ / 知識表現 / コーパス
Research Abstract

○既存ヘルプ文書の分析
既存のヘルプ文書の解析をおこなうために、圧縮されたhtmlファイル形式(chm)によって表示されているMS Wordのヘルプ文書をhtmlファイルに分析し、それぞれのhtmlファイルの本文を分析できるようにした。また、その文書を対象とし、インデックスを自動生成する検索システムを開発した。
○ユーザからの質問文に対するヘルプ項目とのマッチング
ユーザからのさまざまな表現(たとえば比喩表現)による質問文でもヘルプの項目とマッチングができるように検索システムの入力文解析部において、比喩表現辞書を用意した。これは、理化学研究所脳科学総合研究センターによって公開されている、初心者ユーザとインストラクタ間の対話コーパスデータを用い、初心者ユーザが専門用語などわからないときに比喩を使って他の表現でその専門用語を説明するデータを抽出し、それを整理することにより比喩表現辞書を作成した。
○既存ヘルプ文書外部からのコーパス取得&実験コーパスの分析・ユーザモデルの設定
既存ヘルプ文書外部からのコーパスとして、理研コーパスを入手した。理研コーパスを分析して比喩表現辞書を作成しただけではなく、コーパスからインストラクタが初心者ユーザにどのような情報伝達の仕方(テクストの作り方)によって、メッセージを与えているのかを、修辞構造理論を用いてインストラクタが作り出すテクストの修辞構造を分析することにより解明した。これにより、ヘルプを必要とするユーザの習熟度に対して、どういった情報の与え方(テクストの作り方)によってユーザに易しい情報を提示できるかの結論を得た。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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