2004 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロアレイを用いた統計的パターン認識による癌の転移予測システムの開発
Project/Area Number |
16500113
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
浜本 義彦 山口大学, 工学部, 教授 (90198820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内村 俊二 山口大学, 工学部, 助手 (50203550)
岡 正朗 山口大学, 医学部, 教授 (70144946)
飯塚 徳男 山口大学, 医学部, 寄附講座教員 (80332807)
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Keywords | マイクロアレイ / 遺伝子発現情報解析 / パターン認識 / 予後予測 / 遺伝子 |
Research Abstract |
本年度は食道癌の予後予測を対象に、予測システム構築のための以下の研究活動を行った。 (1)臨床データの揃った症例の収集 主として本学医学部付属病院にて手術を行った患者から臨床データの揃った44症例を収集した。 (2)クラスラベルの付与 転移の予測としてはリンパ節転移の予測問題があり、リンパ節転移に関わる臨床データに基づきクラスラベルを付与した。具体的には、リンパ節転移の有無、さらに患者の予後に重大な影響を与える因子として、リンパ節転移ありの場合は、その個数、リンパ節転移の深達度によりそれぞれクラスを分類した。 (3)プロファイリング 上記クラスのもと、教師あり学習として遺伝子選択を行い、リンパ節転移に深く関与する標的遺伝子群を同定した。また、このプロファイリングにより食道癌の進行メカニズムの解明に役立つ新たな知見を発見した。これらは17年度中に特許化するとともに、論文投稿の基本的な準備は終了している。
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Research Products
(1 results)