2004 Fiscal Year Annual Research Report
複雑な3次元曲面形状のパターン分類・観察のための画像生成に関する研究
Project/Area Number |
16500119
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
長谷川 純一 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (30126891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥脇 純一郎 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (30023138)
目加田 慶人 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (00282377)
村瀬 洋 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90362293)
森 健策 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (10293664)
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Keywords | 可視化 / 多次元画像 / 画像特徴量 / 医用X線画像 |
Research Abstract |
本研究は、3次元濃淡画像のから得られる情報を人や計算機が認識しやすくするための画像生成に関する技術開発を行っている。人は通常3次元の濃淡・形状情報は直接見ることが出来ず、投影や等値面構成など、情報をなるべく保ったまま次元縮退をする手段を経て可視化され、さらにこれらの情報を効率よく見る(診る)必要がある。このような可視化プロセスを適切におこなうための"可視化情報処理"は重要な基盤技術である。 本年度は、3次元曲面上に存在する線状パターンがある点に集中しているか否かを判定するための特徴量の性質解明と実装上の改良を行った。さらに、3次元濃淡情報を可視化したときに問題となる、図形認識のためのランドマークに関する検討を行った。具体的には、胃内部を仮想化内視鏡で観察する際に、胃内壁の情報とともにストマップと呼ばれる画像診断のための解剖学的区分を表示することにより、観察者が3次元位置を把握するための補助になりうることを示した。さらに、このストマップの情報を基にした、仮想化内視鏡ナビゲーション診断支援に関するいくつかの可視化技術を開発した。また、表示システムとして考えるモーションCAVEを扱うためにその操作ノウハウを蓄積した。具体的には、モーションベースをクライアントとして外部から操作可能なインタフェースを構築した。また、人間の動作を解析することを目的として、骨格と筋肉の相互作用を考慮に入れた人体物理モデルに改良を加えた。これにより、体の内部状態が、動作に伴って変形し、かつ物理的な整合性を維持できることを確認した。
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Research Products
(6 results)