2006 Fiscal Year Annual Research Report
複雑な3次元曲面形状のパターン分類・観察のための画像生成に関する研究
Project/Area Number |
16500119
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
長谷川 純一 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (30126891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥脇 純一郎 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (30023138)
目加田 慶人 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (00282377)
村瀬 洋 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (90362293)
森 健策 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (10293664)
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Keywords | 可視化 / 多次元画像 / 画像特徴量 / 医用X線画像 |
Research Abstract |
通常3次元の濃淡・形状情報は直接見ることが出来ず,投影や等値面構成などの手段を経て可視化され,さらにこれらの情報を効率よく見る(診る)必要がある.このような可視化プロセスを適切におこなうための"可視化情報処理"は益々重要な技術となる.そこで本研究では,主に3次元濃淡画像の構造解析と効率的な可視化について検討した. ・3次元濃淡画像における形状分類 3次元濃淡画像における形状分類として,腹部X線CT画像からの胃壁面の形状をマクロ的に測る特徴量の解析を進めた.胃がんに特有な線状陰影の集中パターンの定量化を進め,その結果を解説としてまとめた.また,肝臓精密診断用の腹部X線CT画像からの肝細胞がん検出に,時系列画像の濃度変化特徴と濃度曲面の固有値解析を取り入れ,病変に特有の形状を評価することにより検出精度の向上を図った. ・可視化ナビゲーション 胃内壁面のように,筒状の形状である程度の大きさがある臓器を効率よく観察することは,診断の効率化につながる.仮想的に切断・展開して新しい画像を提供する方法や,診断すべき領域への自動ナビゲーションなどの報告がある.本研究では胃部X線CT像を対象に,仮想化内視鏡診断中の医師のために,現在見えている領域の解剖学的な情報を提示する方法を開発した.胃内壁領域の解剖学的な区分としては,胃X線二重造影像診断のガイドラインとして提案されている"ストマップ"を用い,それに従い胃内壁の領域の区分けをおこなった.医師により良好な評価を得ることができた.また,この区分けを利用することにより,ナビゲーション診断により診られた領域の定最的な評価ができること,さらに,自動ナビゲーションの経路生成に有効であることが示された.
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Research Products
(4 results)