2004 Fiscal Year Annual Research Report
食品商取引における付加価値情報の識別処理モデルの提案
Project/Area Number |
16500154
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
菅原 光政 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (60196706)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹野 健夫 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 助教授
植竹 俊文 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師
堀川 三好 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師
岡本 東 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 助手
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Keywords | XML-EDI / 水産物 / サプライチェーン / 商品識別 / 食品 / 付加価値情報 |
Research Abstract |
1.食品におけるEDI標準メッセージ・商品コードの現状調査 (財)食品流通構造改善促進機構の策定した生鮮食品のEDI標準メッセージ及び標準商品コードについて調査を行った。青果・花き・水産物・食肉の4種があり、中でも水産物が最も課題が多いと考えられる。このため、水産物EDI標準メッセージ及び水産物標準商品コードを中心に調査し、水産物サプライチェーン(SC)全体で利用する上での課題を明らかにした。 2.XML-EDI関連技術に関する調査 XML-EDIの標準化が急速に進められている。現在有力なEDIの標準であるebXMLおよびRosettaNetを中心に調査を行った。これらの標準を水産物サプライチェーンに当てはめた場合の課題を明らかにした。 3.商品識別情報の要件の整理および設計 過去の研究で提案した可変長商品識別情報および上記調査結果を基に、従来のコードとの互換性・EDIへの適用性・SCへの適用性等の観点から課題を検討した。その結果、属性項目の拡張方法・商品集合と商品分類の表現・加工品の表現が要件として挙げられ、これらを解決する商品識別情報のフォーマット、および処理システムを設計し試作した。 4.可変長商品識別情報のマッチングに関する検討 商品集合と商品分類を明確に区別し取り扱うことで可変長商品識別情報を従来のコードの代替として用いることができることを明らかにし、XMLによる商品分類の表現からXMLデータベース中の商品集合を取得するクエリを生成する方法を検討した。 5.EDI実験システムの詳細の検討および設計 上記3.,4.の結果を基に実験システムの詳細を検討し、設計を行った。 6.EDI実験環境の構築 複数の企業情報システムを想定したXMLデータベースサーバを接続し、実際の商取引データを用いた検証を行うことのできる環境を整備した。
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