2004 Fiscal Year Annual Research Report
主観的強度を指標とした筋力トレーニングの効果について
Project/Area Number |
16500400
|
Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
小野寺 孝一 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (30115159)
|
Keywords | 主観的強度 / 等速性収縮 / I-EMG / Mean Power Frequency |
Research Abstract |
本年度は等速性筋力発揮における主観的強度と発揮筋力との関係について研究を行った。疲労を伴わない短時間での筋力発揮においては、主観的強度と発揮筋力との間には指数関数的関係が認められた。この関係は等尺性収縮の場合に比べ、より直線に近い関係が示された。EMGのMean Power Frequency(MPF)は主観的強度の低いところから高くなるにつれ、高周波帯に移行する傾向にあった。さらに積分値は筋出力に正比例した。等速性収縮を連続して繰り返した場合、1)主観的強度を一定にして連続収縮を行ったときの筋出力は漸次低下する傾向にあり、2)筋出力を一定にした場合の主観的強度は漸次高くなる傾向にあった。1)と2)の両者の傾向はミラーイメージを呈した。筋電図の結果は、1)では積分値が低下傾向を示し、周波数帯の変化は大きくなかったが、2)では積分値が漸次上昇し、MPFもやや上昇する傾向にあった。これらの結果を等尺性筋収縮時の結果と比較すると、傾向は同様であるが、動的運動では血流阻害を緩和され、発揮筋力、積分筋電図、MPFの反応が遅延する傾向にあった。 今回の研究結果は6月に開催される、American College of Sports Medicine,52^<nd> Annual Meetingで下記のテーマで発表予定である(受諾済み)。 1)RPE and I-EMG During 45-s Isometric contraction of Knee Extension 2)RPE,Subjective Effort,I-EMG during Isokinetic contraction of Knee Extension
|