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2004 Fiscal Year Annual Research Report

1日に1時間以内で効果が得られる高所トレーニング法の開発と実用化

Research Project

Project/Area Number 16500416
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNational Institute of Fitness and Sports in Kanoya

Principal Investigator

山本 正嘉  鹿屋体育大学, スポーツトレーニング教育研究センター, 助教授 (60175669)

Keywords高所トレーニング / 低酸素トレーニング / 常圧低酸素室 / living low, training high
Research Abstract

本研究の目的は,最近急速に普及しつつある常圧低酸素室を利用して,1日に1時間以内で効果が得られるような実用的な高所トレーニングを開発することである.この目的を達成するため,本研究では低酸素環境でのトレーニング時間が短くて済むような「living low, training high」方式のトレーニング法を採用することとし,具体的にどのようなトレーニング方法が効果的かを検討した.本年度は,カナディアンカヌーの一流選手を対象として,カヌーエルゴメーターを用い,低酸素室内で1日に30分間以下の高強度のインターバルトレーニングを,1週間に3〜4回,これを3週間にわたって実施した.トレーニングの運動強度は,30分間の間で行える最大強度に近いものであった.トレーニング高度は,選手の低酸素環境に対する個人差,および低酸素トレーニングの経過に伴う馴れも考慮して,トレーニング期間中,2000〜3000mの範囲で日々変えて行った.また,通常環境と低酸素環境でのトレーニング効果を区別するために,通常酸素環境下でトレーニングを行う対照群も設けて検討した.その結果,対照群ではトレーニング後に有酸素性作業能力のみが改善したのに対して,低酸素トレーニング群では,有酸素性および無酸素性のいずれの作業能力も改善した.また有酸素性能力の伸び率についても,対照群よりも低酸素群の方が大きかった.これらの結果から,上記のようなliving low, training high方式の低酸素トレーニングは,一流スポーツ選手の身体作業能力の改善に効果があることが示唆された.

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Book (1 results)

  • [Book] 高所トレーニングの科学2004

    • Author(s)
      浅野勝己, 小林寛道 編著
    • Total Pages
      209
    • Publisher
      杏林書院

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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