2006 Fiscal Year Annual Research Report

生活時間調査による新家事労働の実態把握とアンペイド・ワークの社会的評価方法の開発

Research Project

Project/Area Number	16500486
Research Institution	Japan Women's University
Principal Investigator	天野晴子日本女子大学, 家政学部, 助教授 (50299905)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	松葉口玲子岩手大学, 教育学部, 助教授 (30304562) 斎藤悦子岐阜経済大学, 経済学部, 教授 (90298414) 粕谷美砂子昭和女子大学, 短期大学部, 講師 (80369446) 水野谷武志北海学園大学, 経済学部, 助教授 (80364230) 伊藤純昭和女子大学, 人間社会学部, 講師 (20322456)
Keywords	アンペイド・ワーク / 社会的評価 / 生活時間調査 / 新家事労働 / 生活の社会化
Research Abstract	本年度は、平成17年度に実施した生活時間調査票、世帯票及び付帯アンケートをもとに、調査票のチェック、検討項目の提示とデータ入力、集計及び調査結果の分析・検討を行った。具体的には、まず、近年の非正規雇用の増加に対応した妻の就業形態分類の見直しを行い、世帯票及び生活時間票のチェックと新分類の再入力等を行った。生活時間調査票については、主行動、同時行動の分担入力と集約作業をおこなった。さらに、同時行動については、数回にわたって集計方法の試行と検討をかさね、主行動と同時行動の組み合わせを抽出するために、個票にあたりながらの集計を分担して行った。同時行動の時間量については、エクセルデータからの集計と提示方法の検討を行い、集計結果をまとめた。付帯アンケートにおけるアンペイド・ワークの評価票については、個票のチェックを行いながら、データの入力を行い、一次集計を終了した。これらの成果の公開に向けて、12月にアジア地区家政学会大会(平成19年年8月)における報告のためのエントリーとアブストラクト提出を行い、受理された(発表タイトル:Social Evaluation of Unpaid Work Using the Survey of Time Use)。平成19年2月には家政学会大会(平成19年5月)での報告のためにエントリーとアブストラクト提出を行い、受理された(発表タイトル:東京都世田谷区在住雇用労働者夫妻の生活時間-2005年調査-調査方法および主行動・同時行動の結果の考察一)。新家事労働関係のデータについては、入力作業中である。全体会については平成18年6月18日、7月30日、10月22日、12月10日、平成19年2月18日、3月30日の6回開催し、先行・関連研究の動向把握と検討を行いながら、上記の作業を進めることができた。