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2004 Fiscal Year Annual Research Report

かぶりものの文化誌-儀礼におけるかぶりものの意味-

Research Project

Project/Area Number 16500487
Research InstitutionGakushuin Women's College

Principal Investigator

増田 美子  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (90099234)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 すゞ江  青山学院女子短期大学, 教授 (10235955)
河島 一恵  共立女子大学, 家政学部, 教授 (60086733)
Keywords婚礼 / 葬礼 / ヴェール / 角隠し / 白布 / 頭巾 / 綿帽子
Research Abstract

交付決定が10月末と遅かったため、時間が短く、全員が主として資料収集に終始したが、ミーティングを重ねる中で、「なぜ女性は顔を隠すのか」を中心テーマとすることに決まった。このテーマではイスラム圏の研究が欠かせないため、新たに「イスラム女性とかぶりもの」をテーマとする研究補助者に加わってもらった。
1.花嫁衣裳に「角隠し」が見られるようになるのは近代以降であるが、このような状況に至る要因の一つに花嫁の「顔隠し」の風習がある。今年度は資料収集に多くの時間を割いたが、17年度は地方史の詳細な検討なども含めて、都と鄙の違い等多方面からの考察を進めたい。(鈴木すゞ江)
2.本研究では、宗教とヴェールをテーマとし、「何故女性は顔を隠すか」に取り組むこととした。16年度は「大塚国際美術館」の西洋名画・陶板の踏査と検討、美術書による関連絵画資料の収集、研究補助者の協力により史料収集を行った。17年度は、更に新たな資料収集をするとともに、集めた資料の検討・分析を行う。(河島一恵)
3.テーマに関わる資料収集に徹した。まず近畿以西地域の資料を収集することとし、畿内・四国の一部の民俗資料館・博物館に赴き関係資料を集めるとともに、研究補助者の協力を得て、国会図書館・東大図書館等で文献史料を収集した。葬礼時も「顔隠し」は主に女性に行われるが、17年度はできるだけ多くの事例を収集し、地域差等とともに、時間的な経過を明確にしたい。(増田美子)
研究補助者の諏訪原貴子は北海道での冠婚葬祭の実態を調査した結果、本州から持ち込んだスタイルをベースに変質していることがわかったため、17年度は主として入植者の出身地の婚礼・葬礼時のかぶりものを調査し、北方民俗との関わりから検討していくこととした。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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