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2006 Fiscal Year Annual Research Report

赤身魚および多獲性赤身魚の加工品や加工品エキスのヒスチジン供給源としての有用性

Research Project

Project/Area Number 16500529
Research InstitutionBunkyo University Women's College

Principal Investigator

中島 滋  文教大学女子短期大学部, 教授 (90149782)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 笠岡 誠一  文教大学女子短期大学部, 講師 (00331455)
Keywordsヒスチジン / 赤身および多獲性赤身魚 / 加工品 / 水産練り製品 / カツオ節 / カツオだし / 肥満防止
Research Abstract

本研究は、赤身魚および多獲性赤身魚の加工品や加工品エキスに注目し、それらのヒスチジン供給源としての有用性と、経口摂取による肥満防止効果を調べることを目的としている。
前年度までに、赤身魚および多獲性赤身魚の加工品や加工品エキスとして、かつお節製造工程で得られるヒスチジン含量の高い呈味素材(タンパク質中ヒスチジン量が17%)や燻乾品(かつお節)とそのエキス(だし汁)に着目し、そのヒスチジン供給源としての有用性を検討した。また、水産練り製品では、多獲性赤身魚を原料とした製品にヒスチジンが多く含まれていた。今年度は、よりヒスチジン含量の高い燻乾品(かつお節など)およびその加工品エキス(だし汁)の製法について検討した。さらに有用なヒスチジン供給源の経口摂取による肥満防止作用について、動物実験およびヒトを対象とした介入試験を行い検討した。
かつお節の製造工程での水晒し時間を少なくすることによりタンパク質中のヒスチジン含量が高いかつお節を製造することができた。また動物実験を行い、このかつお節は従来のかつお節よりも摂食抑制作用が高いことがわかった。一方、だし汁を製造する過程で生じるかっお節残渣をプロテアーゼを用いて加水分解すると、遊離ヒスチジン量が多いエキスを製造することができた。また、このエキスを煮干に添加して乾燥すると、ヒスチジン含量の高い煮干を製造することが出来た。今までの結果より、タンパク質中ヒスチジン量が最も高かった、かつお節製造工程で得られるヒスチジン含量の高い呈味素材の経口摂取による肥満防止および解消作用を、ヒトを対象とした介入試験を行い調べた。その結果、エネルギー摂取量の減少や体脂肪率の低下等の有効な肥満防止および解消作用が観察された。

  • Research Products

    (4 results)

All 2006

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 生活習慣病と肥満防止によるその予防2006

    • Author(s)
      中島滋
    • Journal Title

      神奈川のこくほかいご No.321

      Pages: 2-4

  • [Journal Article] カツオ節製造工程で得られたヒスチジン高含有熱水抽出物経口摂取による2006

    • Author(s)
      中島滋, 田中香, 笠岡誠一, 小川眞紀子, 保刈昌則, 土谷隆英
    • Journal Title

      肥満研究 12・(1)

      Pages: 65-67

  • [Journal Article] ヒスチジンと抗肥満2006

    • Author(s)
      笠岡誠一, 小川眞紀子, 中島滋
    • Journal Title

      臨床栄養 109

      Pages: 307-312

  • [Journal Article] ヒスチジンの抗肥満作用は?2006

    • Author(s)
      中島滋
    • Journal Title

      肥満と糖尿病 6・1

      Pages: 49-52

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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