2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16500562
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Research Institution | Musashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
松山 実 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (60102703)
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Keywords | 高校 / 普通教科「情報」 / 情報A / 情報B / 情報C / 実態 |
Research Abstract |
高校において必修教科「情報」が開始されたため,大学における情報関連の導入教育の内容・方法を見直す必要に迫られている。しかし,高校「情報」は科目がA, B, Cに分かれ,重点の置き方が異なる上,受験対策に力点を置く高校では軽視されているとの声も聞こえる。そこで,高校「情報」の実態調査を行なっている。 平成16年度は当該研究者が高校「情報」に関連する研究会・セミナー等に参加して情報収集に努め,また,高校を訪問して「情報」担当教員と面談するとともに,授業見学およびビデオ撮影を通して調査を行なった。しかし,これだけでは多くの高校における実態が把握できないため,当該研究者の研究室に所属している卒業研究生と大学院生,さらに当該研究者が担当している授業科目の受講生など,延べ16名の学生の協力を得て主に彼等の出身高校を訪問,「情報」担当教員と面談して調査を行なってもらった。さらに高校のホームページから「情報」の開設状況等を研究室学生に調査してもらった。これら学生調査員への謝礼は当該補助金から謝金として支出するとともに,購入したパソコンをホームページ上の調査とデータ整理に使用した。 以上の調査結果に対する詳細な分析は済んでいないが,現時点で次の2点が把握できた。 (1)平成15年度の「情報」開設当初は「情報A」が圧倒的に多く,それは現在も大きくは変わっていないが,「情報B」・または「情報C」に移行する傾向が見え始めている。ただし,県による差は大きい。 (2)受験対策に力点を置いているためと思われるが,「情報」が最低2単位の必修教科であるにも拘らず,実質1単位分の授業時間しか割いていない高校もある。 今後は詳細な分析と,さらに多くの高校における実態を調査する予定である。
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Research Products
(1 results)