2005 Fiscal Year Annual Research Report
教育現場に向けた教育情報ネットワークの構築を簡単化する支援システムの開発
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16500581
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| Research Institution | Shinshu University |
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Principal Investigator |
西 正明 信州大学, 教育学部, 教授 (50218103)
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| Keywords | 情報ネットワーク / サーバ構築 / ルータ機能 / ファイヤウォール機能 / ドリル問題提示 / 自動採点 / 学習管理 |
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| Research Abstract |
教育現場において"分かり易い授業"を展開するのに効果的な教育情報ネットワークの構築を簡単に行えるように支援するシステムを開発することが本研究の目的である。そのために,情報ネットワークの構築を簡単化する支援システムを開発することを第1の目的とする。そして,情報ネットワークの教育的利用を簡単化する支援システムを開発することを第2の目的とする。さらに,開発したシステムの効果を検証するとともに,多くの人が無償で使えるように公開することが本研究の第3の目的である。
これまで,小中学校などの各教育現場の情報ネットワークを1つのまとまりにモデル化して,大学の研究室内にローカルネットワークとして実現させた。パソコンを用いたサーバでルータ機能を実現して,外部のネットワークとの無制限な交信を制限するようにした。各教育現場において外部のネットワークからのセキュリティを確保するために,ファイヤウォール機能を実現した。必要な各種サーバは,代表的な基本ソフトを用いて簡単に構築できるようにした。
本年度は,情報ネットワークの教育的利用を簡単化する支援システムとして,技術・体育・音楽などの実技系の教科で有効に活用できる教具として自己と模範との動画比較システム,難易度を考慮しさまざまな出題形式に対応させたドリル問題登録・出題・採点システム,授業の内容に連動して重要な用語を自発的に登録運用していくことで学習効果を高める電子用語辞典システムを開発した。さらに,学習者がレポートを提出して教師が採点結果を返す一連のやり取りを自動化するレポート提出・評価システム,簡単な学習項目の確認や意見収集に利用できるアンケート作成・集計システム,授業での各学習者の学習記録に有効な多機能ポートフォリオシステムなどを開発した。これらのシステム評価は一部済んでおり,学習効果が確認されている。
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