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2004 Fiscal Year Annual Research Report

メタ認知能力の獲得を支援する学習支援システムの研究

Research Project

Project/Area Number 16500604
Research InstitutionSophia University

Principal Investigator

田村 恭久  上智大学, 理工学部, 助教授 (30255715)

Keywordsメタ認知 / 協調学習 / 問題解決 / eラーニング / 学習支援システム
Research Abstract

本年度は、3年計画の初年度として、以下の研究を行った。
(1)メタ認知の学習支援応用に関する先行研究調査
認知科学、認知心理学、教育心理学の分野で行なわれているメタ認知に関する研究成果を調査した。具体的には、国内や海外の諸学会のジャーナル、国際会議の予稿集等を調査した。
(2)学習分野固有のメタ認知能力およびメタ認知プロセスの研究
本年度は、メタ認知能力が学習効率に大きく影響する分野として、(1)協調学習、(2)問題解決、に注目した。(1)の協調学習においては、メタ認知能力のうち(a)学習活動における自己や学習者グループの状態を客観的に観察・評価するモニタリング能力、(b)共同学習者との対話や共同作業のなかで知識やノウハウを吸収するコミュニケーション学習能力、がある。また(2)問題解決においては、(c)知識や理解を問題解決に適用する応用力、(d)問題全体を部分問題に分解し、全体を統合する分析・総合能力、(e)具体的な事例と抽象的な概念構造を対応づける抽象化・具体化能力、がある。以上のメタ認知能力の養成に関する先行研究を調査し、また独自の考察やプロセスを展開した。
(3)メタ認知能力獲得を支援するeラーニング教材の実装実験
上記作業で抽出されたプロセスを、実際のeラーニング教材に取り込んで実装実験を行った。この際、具体的な学習単元を設定し、その内容を理解させるなかで、メタ認知能力を養う学習プロセスを構築した。また、メタ認知能力を獲得するきっかけとなる行き詰まりや誤答の種類を判別し、適切なアドバイスを与える機能を実装した。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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