2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本語小論文の自動評価採点、および作文支援システムの開発
| Project/Area Number |
16500628
|
|---|
| Research Institution | The National Center for University Entrance Examinations |
|---|
Principal Investigator |
石岡 恒憲 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (80311166)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 和重 徳島文理大学, 文学部, 教授 (60289311)
井上 達紀 早稲田大学, アジア太平洋研究科, 講師 (60298065)
|
|---|
| Keywords | 小論文・エッセイ / 自動採点 / 作文評価 / 自然言語処理 / 統計的アプローチ / 外れ値検出 |
|---|
| Research Abstract |
1)関連する研究論文2編が学術審査論文として採択された。採択されたColing-ACL2006の国際会議は、計算機言語学および自然言語処理で最も権威のある国際会議で、ともに40年以上の歴史の中で今回は3回目の共催となった。両会議とも採択の厳しいことで知られ、今回は応募628件に対し採択140件で採択率22%であった。他にも言語処理学会第13回年次大会で、共同研究者の生田が口頭発表を行った。
2)本システムを以下のアドレスにて公開/運用している。http://coca.rd.dnc.ac.jp/jess/
800から1,600字程度の小論文に対して2秒以内で評価・採点を行う。本システムについてはいままでも朝日新聞を始めとして多くのマスコミで紹介されてきたが、2006年6月には、Yahoo!インターネットガイドで「インターネットでできること」の一つとして本システムのWebページが紹介された。
3)本システムの名称Jessが本年6月に第41類にて商標登録された。指定役務は「小論文試験に対するインターネットあるいはコンピュータによる小論文の評点付与の結果に関する情報の提供」である。
4)共同研究者の井上(早稲田大アジア太平洋研究センター)を中心として進めているWindowsへの移植作業(試作版)が完了し、マニュアルを作成した。
5)冊子体の報告書を作成した。全79ページで、本研究課題で採択された学術審査論文は9件、口頭発表6件、特許1件、登録商標1件となった。
|
