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2005 Fiscal Year Annual Research Report

外来種陸生軟体動物が遺伝子汚染等により島嶼生態系におよぼす影響評価

Research Project

Project/Area Number 16510025
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

冨山 清升  鹿児島大学, 理学部, 助教授 (30272107)

Keywords軟体動物 / 陸産貝類 / 外来種 / 繁殖生態 / テレメトリー法 / RAPDプライマー法 / 琉球列島 / 遺伝的多様性
Research Abstract

大隈諸島,トカラ列島,奄美諸島の3地域において,外来種陸産貝類,および,外来種陸産貝類によって生息を攪乱されている固有種陸産貝類の生息状況の調査を行った。鹿児島県の島嶼部における陸産貝類のおおまかな分布状況を解明した。特に,これまで不明な部分の多かった外来種陸産貝類の分布状況の概略を明らかにできた。
有力な外来種である,特殊病害虫の指定もいけている,アフリカマイマイの基本生態の解明を行った。アフリカマイマイの鹿児島県島嶼部での生息現況調査を行い,本種に限っては分布が限定的になっていることがわかった。与論島において本種の生態調査を行い,繁殖生態に関する基礎データを得た。電波発信機を装着し,行動パターンの解析を行った,特に,震動センサーを取り付け,行動パターンを連続追跡し,野外における日周行動のパターンを解明した。
在来種の軟体動物の繁殖行動の解析も行った。固有植性であるマングローブ林に生息するフトヘナタリの繁殖行動と日周行動に関する解析を行った。フトヘナタリは繁殖で交尾を行うが,サイズランダム交配であることが判った。また,日周行動は,潮汐・季節・繁殖の3要素によって左右されていることがわかった。
外来種である,オナジマイマイとコハクオナジマイマイ,在来種であるオキナワウスカワマイマイ,チャイロマイマイ,タメトモマイマイ,パンダナマイマイのDNA解析を行った。RAPDプライマー法の分析で,外来種の遺伝子的多様性が著しく低いことが明らかになった。また,在来種でも,森林等の自然植生に生息する集団に比べて,畑地等の攪乱地に生息する集団は遺伝的多様性が低いことが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Reproductive behavior of dioecious tidal snail, Cerithidea rhizophorarum (gastropoda: Potamididae).2006

    • Author(s)
      Maya Takeuchi, Harumi Ohtaki, Kiyonori Tomiyama
    • Journal Title

      Proceeding of Joint Meeting of 71^<st> Annual Meeting of American Malacologica Society & 38^<th> Westan Malacological Society. (In press)

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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