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2004 Fiscal Year Annual Research Report

酸化ストレス耐性獲得に関与する遺伝子の検索とその作用機序の解明

Research Project

Project/Area Number 16510045
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

鈴木 俊英  帝京大学, 薬学部, 助手 (60256055)

Keywords酸化ストレス / フリーラジカル / ストレス応答 / 遺伝子発現 / 分子生物学
Research Abstract

本研究は酸化ストレス耐性獲得に関与する遺伝子を新たに見つけることを目的として、過酸化水素耐性細胞で高発現している遺伝子を検索し、その遺伝子が耐性獲得に関与しているかを明らかにするとともに、その耐性獲得メカニズムを明らかにしようとするものである。研究計画時ではマイクロアレイ(Gene Filter:遺伝子が4,500プロットされている)を7セット使用し4,500×7=31,500個の遺伝子を検索する予定であったが、新たに発売されたマイクロアレイ(Agilent Whole Human Genome Oligo Microarray Kit:遺伝子が41,000個以上プロットされている)を利用した。親株であるHL-60細胞と過酸化水素に高耐性を有するHP50細胞、HP100細胞について遺伝子発現を比較したところ、多くの遺伝子が高発現していた[>10倍(HP50で20個:HP100で25個)、10倍〜5倍(HP50で43個:HP100で66個)、5倍〜3倍(HP50で127個:HP100で169個)]。これら高発現していた遺伝子のうちHP50、HP100両耐性細胞でともに高発現していたものは全体の約7割を占めていた。これらの遺伝子には、カタラーゼ、ペルオキシレドキシン2などの過酸化水素代謝に関わる酵素の遺伝子も含まれていたが、これまで酸化ストレスとの関連が全く知られていない遺伝子が多くを占めていた。現在、これらの遺伝子のうち興味あるものをピックアップしてHP50、HP100で本当に高発現しているかの確認作業を進めるとともに、遺伝子導入実験を行うための発現ベクターの構築を行っている。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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