2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16520137
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
大田 信良 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90233139)
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Keywords | モダニズム / 太平洋 / 地政学 / 人種 / アングロサクソニズム / ジェンダー / セクシュアリティ |
Research Abstract |
まず、第15回国際ヴァージニア・ウルフ学会(Lewis and Clark College, Portland, OR. 2005年6月11日(土))において、パネル"Woolf, Inter-War British Empire, the Pacific : "After the Imperial Turn"を企画し、口頭発表"Woolf, Lloyd George, China : After "The Strange Death of Liberal England"を行った。 次に、国際ロレンス学会の口頭発表を基にした論文"Empire, the Pacific, Lawrence's Leadership Novels."D.H.Lawrence : Literature, History, Culture. Ed.Michael Bell et.al. Tokyo : Kokusho-KankoKai, 2005、50-72を出版した。また、昨年の日本ロレンス協会公開シンポジューム「D.H.ロレンス:アメリカ/帝国」における口頭発表「帝国の再編とロレンスの指導者小説」をもとに、帝国としてのイギリスの側面をロンドン・ボヘミア、麻薬の表象、黄禍論の諸言説により論じた、「ロレンスと帝国の(再)編成」を執筆した。これは論文集『D.H.ロレンスと帝国』に出版予定。また、この成果の一部はさらに文化研究・文化史の領域に発展させた。すなわち、「イギリス文化教科書プロジェクト」という研究会を企画し、その場で、帝国としてのイギリス文化について1900年からの50年間をターゲットにリサーチ・発表・執筆・編集を行った。この論考を含む教科書は2006年9月慶応大学出版会から出る予定。
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Research Products
(1 results)