2004 Fiscal Year Annual Research Report
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16520192
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Soka University |
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Principal Investigator |
福本 直之 創価大学, 総合文化部, 教授 (50063904)
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| Keywords | Le Roman de Renart / epigones / manuscrits / edition critique / paleographie / philologie |
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| Research Abstract |
『狐物語』後代作品(epigones)として挙げられる四作品(Le couronnement de Renart, Renart le Bestourne, Renart le nouvel, Renart le contrefait)のうち比較的扱い易いと思われるLe couronnement de Renartから着手することにした。報告者の目標はこの作品の新校訂本の作成と詳細な注解を加えた同作品の全体的解明であるが、先づその第一歩としてedition diplomatiqueを完成させ、現在までのところ唯一の校訂本であるAlfred Foulet版の補足、再考を試みた。パリ国立図書館蔵の写本昭合作業は平成十六年夏に完了しているので、その結果は本学の来年度論集に発表する。(2006.2予定)又、本年八月に開催の第十六回国際動物叙事詩学会(於ドイツ国ミュンスター大学)においては、corrections, variantesの問題を含めて大方の批判を仰ぎたい。併せて難解詩句とその解釈をめぐる問題についてもパリ大学Dominique Boutet教授以下の諸先生方の御教示にあづかりたいと願っている。
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