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2005 Fiscal Year Annual Research Report

モーラおよび音節に基づくアクセント型の理論的研究

Research Project

Project/Area Number 16520230
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

田端 敏幸  千葉大学, 国際教育開発センター, 教授 (00135237)

Keywordsモーラ(mora) / 音節(syllable) / アクセント(accent) / ギリシャ語(Greek) / ラテン語(Latin) / フット(foot)
Research Abstract

本年度は国内での学会発表1件(「アクセント領域とアクセント位置」,音韻論フォーラム:2005年8月福岡大学)と国外での学会発表1件("Child Phonology of Japanese and its Theoretical Implications," at The 14^<th> World Congress of Applied Linguistics, Madison, Wisconsin, July 2005)をおこなった。このうち前者の内容を論文「アクセント領域とアクセント位置:古典ギリシャ語とラテン語」にまとめて日本音韻論学会に投稿した(2006年3月に発行される『音韻研究第9号』(開拓社)に掲載予定)。この論文はラテン語と古典ギリシャ語のアクセント体系をアクセント領域という観点から捉えなおしたものである。アクセント領域が重い音節を基点として形成されるという考えを導入してギリシャ語とラテン語のアクセントがともにアクセント領域の左端にアクセントを置くという性質を共有しながらアクセント領域の内部構造に関しては鏡像関係をなすという主張をした。従来のアクセント分析は語末の音節を韻律外要素とするという仮説を無条件に受け入れていて,なぜ語末音節のあるものが韻律外要素としてとりあつかわれなければならないのかという点に関し原理的な説明を与えることができなかったといっても過言ではない。しかし,アクセント領域が重い音節(軽い音節でも2個連続すれば重い音節1個に等しい)を基点にするということに着目すれば韻律外要素を分析の前提にする必要がなくなるのである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] アクセント領域とアクセント位置-古典ギリシャ語とラテン語-2006

    • Author(s)
      田端敏幸
    • Journal Title

      音韻研究(日本音韻論学会) 第9号(3月発行予定)

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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