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2006 Fiscal Year Annual Research Report

生成文法の極小理論に基づいた形式部門の統合的研究

Research Project

Project/Area Number 16520254
Research InstitutionTohoku Gakuin University

Principal Investigator

阿部 潤  東北学院大学, 文学部, 助教授 (40269444)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 那須川 訓也  東北学院大学, 文学部, 教授 (80254811)
バックレイ フィリップ  東北学院大学, 文学部, 助教授 (20335988)
Keywords極小理論 / 代名詞省略現象 / NP省略 / 規則の優先順位 / 認可・統率音韻論 / 音韻範疇 / 含意的普遍性 / エレメント理論
Research Abstract

平成18年度研究計画・方法に従い、次のように課題の遂行にあたった。
阿部潤:今年度は「研究実施計画」で述べた「日本語の代名詞省略の現象をいかに捉えるべきか」という問題に特に焦点を当て、関連する論文の収集及び内容の吟味を行った。また、国内外から8人の統語論及び意味論の専門家を招き、講演会を行ってもらうとともに、意見交換を行い、有意義な成果を得ることができた。これらの研究活動を基に、日本語の代名詞省略現象を研究テーマとして取り組んだ結果、イタリア語やスペイン語などの屈折言語に見られる代名詞省略現象とは異なった特性を有していることがわかってきた。この研究成果は、10,月10日〜12日に秋田大学で開催された国際学術交流シンポジウム『言語・精神・脳』において、"Identification of Null Arguments in Japanese"のタイトルの下、発表を行った。現在、このシンポジウム論文集に寄稿するため、執筆中である。
[那須川訓也]
本年度の研究計画書に従い,極小理論の立場から、昨年度に考案した分節内構造のモデルの妥当性を探った。その際、統語部門における阿部の研究結果との整合性を追及しながら検討した。
[バックレイ、フィリップ]
那須川訓也とともに、韻律位置の強さに関わる現象を、認可音韻論に基づいた韻律構造と上述の分節内構造モデルとの密接な関係を明らかにすることで解明した。
那須川とバックレイによる以上の研究は、昨年9月に本学で開催された「Strength Relations in Phonology」と称する国際音韻論学会で発表され、当該分野の専門家と意見交換をおこなった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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