2004 Fiscal Year Annual Research Report
英語コーパスを利用したコロケーションの成立過程に関する統語論的研究
Project/Area Number |
16520308
|
Research Institution | Toyota National College of Technology |
Principal Investigator |
神谷 昌明 豊田工業高等専門学校, 一般学科, 教授 (40194980)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 薫 豊田工業高等専門学校, 一般学科, 助教授 (90216705)
|
Keywords | composite predicate / BNC / コロケーション |
Research Abstract |
1 コーパスを利用したコロケーションの成立過程に関する先行研究を調査した。 (1)特にComposite Predicate(軽動詞+動詞派生名詞)の成立過程に関する先行研究(Brinton & Akimoto (1999))を調査した。(担当:神谷昌明) (2)古英語における慣用表現・Composite Predicate研究について調査し、簡易的な書誌を作成した。また、Akimoto (1999)の論文を精査し従来の記述と比較し妥当性を検証した。(担当:神谷昌明) (3)小学館BNC Onlineを利用して、動名詞を用いた慣用表現(コロケーション)it is no use 〜ingを検索した。BNC Onlineを検索することにより、従来の英和辞典等にはない用例・用法を見つけ出すことができた。従来のit is no use 〜ingの記述に修正を加えた。結果を論文(中京大学研究論叢)として発表した。(担当:神谷昌明・高橋 薫) 2 検索結果のデータ処理に関しては、文章解析ソフトウエアを研究し、本研究に適した効率的な処理プログラムを研究した。(担当:高橋 薫) 3 コーパス言語学先進国である欧米へ出張し、最先端の情報を入手した。第13回国際英語史学会(ICEHL ウイン大学)に参加し、古英語・中英語・近代英語のコーパスについて調査研究を行った。(担当:神谷昌明) 4 国内で行われるコーパスに関する学会(英語コーパス学会・数理研究所など)に参加し情報収集を行った。(担当:神谷昌明・高橋 薫)
|