2005 Fiscal Year Annual Research Report
英語コーパスを利用したコロケーションの成立過程に関する統語論的研究
Project/Area Number |
16520308
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Research Institution | Toyota National College of Technology |
Principal Investigator |
神谷 昌明 豊田工業高等専門学校, 一般学科, 教授 (40194980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 薫 豊田工業高等専門学校, 一般学科, 教授 (90216705)
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Keywords | 定型表現 / BNC / British National Corpus / 多変量解析 / コロケーション |
Research Abstract |
1 コーパスを利用したコロケーションの成立過程に関する先行研究を調査した。 特にComposite Predicate (軽動詞+動詞派生名詞)の成立過程に関する先行研究(Brinton & Akimoto(1999))を調査した。(担当:神谷昌明) 2 小学館BNC Onlineを利用して、ifを用いた定型表現(コロケーション)if it were not forを検索した。BNC Onlineを検索することにより、従来の文部科学省検定済教科書・英和辞典等にはない用例・用法を見つけ出すことができた。従来のif it were not forの記述に修正を加えた。 またOEDを利用してif it ware not for, if it had not been forの成立過程を調査した。其々の頻度と初出年度は次の通りである。 if it were not for 30例 1551年 if it weren't for 8例 1861年 if it wasn't for 11例 1786年 if it was not for 3例 1671年 if it had not been for 14例 1600年 if it hadn't been for 16例 1825年 短縮形のif it wasn't forの形も多く出てくるので注目に値する。審査・分析結果を論文(中京大学研究論叢)として発表した。(担当:神谷昌明) 3 検索結果のデータ処理に関しては、文章解析ソフトウェアを研究し、本研究に適した効率的な処理プログラムを研究した。(担当:高橋 薫) 4 国内で行われるコーパスに関する学会(英語コーパス学会・数理研究所など)に参加し情報収集を積極的に行った。(担当:神谷昌明・高橋 薫) 5 ランカスター大学(言語・近代英語学科)にて、コーパス言語学における統計処理(主に多変量解析)に関する研究(資料収集など)に従事。(7月25日〜8月14日)(担当:高橋 薫)
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