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2004 Fiscal Year Annual Research Report

多元メディアによる遠隔日本語学習支援システムの研究

Research Project

Project/Area Number 16520310
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

才田 いずみ  東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20186919)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川添 良幸  東北大学, 金属材料研究所, 教授 (30091672)
名嶋 義直  東北大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (60359552)
井口 寧  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (90293406)
高橋 亜紀子  宮城教育大学, 教育学部, 講師 (10333767)
小河原 義朗  独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (70302065)
Keywords日本語学習 / 遠隔学習 / 多元メディア / 発音学習支援 / 学習意欲保持 / 評価 / 授業ビデオ / 学習支援システム
Research Abstract

本研究の目的は,スクーリングなどのない完全な遠隔環境での日本語学習において,有効に機能する日本語学習支援システムの条件を明確にすることにある。遠隔環境での学習の場合,特に,学習動機・学習意欲の保持を支援する方策に工夫の力点を置く必要があり,本研究では,モノメディアからマルチメディアまでの多元メディアをどのように配置・利用するかを通して,有効な支援方策を求めようとしている。
遠隔学習システム開発班では,どのレベルの学習者にとっても必要性のある発音学習モジュールの開発を行った。対面授業のない遠隔環境では,モデル音声を聞くことがはとんど唯一の学習の手立てになりがちであるが,耳からの情報だけで,十分に学べる学習者はそれほど多くない。そこで,男女1名ずつのモデル発話者の口元のクローズアップ映像を作成し,自然な速度とスローテンポの2つのモードを用意した。口元映像は,学習者が赤青眼鏡をかけて視聴すると,立体的に見えるように作成した。パイロット版には,異音が多く発音指導が必要な「ん」を取り上げ,たとえば「本を」の「ん」は「本の」の「ん」とは異なり,歯茎が調音点ではないことを視覚的にはっきり提示し,学習者・教授者から肯定的な評価を得た。
日本語コース開発班では,ゼロスターターを対象に挨拶と自己紹介の課を作成した。学習への参加意識を高めるために授業場面のビデオクリップをコースウェアに組み込んだところ,よい評価を得ることができ,授業場面の視聴が動機や興味の維持機能を持つ可能性があることがわかった。
全体として,1課の作成に必要なリソースの量が増大し経費が多くかかることが判明したため,世界的な学習者ニーズを踏まえ,ゼロから4級までという目標設定を変更し,ビジネス対応のコースに転換することにした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Fostering better oral Japanese via e-learning2004

    • Author(s)
      SAITA, Izumi
    • Journal Title

      Proceedings of the CLaSIC2004 Conference 1(CD-ROM)

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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