2004 Fiscal Year Annual Research Report
英語学習における言語入力の内在化メカニズムの研究-中学生・高校生の語彙習得ならびに文法習得-
Project/Area Number |
16520334
|
Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
金谷 憲 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70134757)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 哲雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30135834)
馬場 哲生 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00198946)
|
Keywords | 言語インプット / 言語アウトプット / 語彙習得 / 文法習得 |
Research Abstract |
本研究の目的は、英語の語彙と文法の習得に焦点を当てて、言語インプットと言語アウトプットとの関係を調査することであるが、平成16年度においては、被験者の言語インプットに含まれる語彙項目と文法項目のデータベース化(コーパス化)を行った。 第一に、被験者が英語授業で用いた文部科学省検定済英語教科書を分析し、語彙項目ならびに文法項目の出現時期と頻度、出現する文脈について分析した。第二に、教室で用いた自作プリント教材や教室で行った言語活動について、附属世田谷中学校から資料ならびに情報の提供を受け、語彙項目ならびに文法項目の出現時期と頻度、出現する文脈について分析した。第三に、平成13年度・14年度萌芽研究において言語インプット・言語アウトプットのデータを収集した生徒の中で、上位群・下位群ならびに特に特徴があると認められた生徒を対象として、データの分析を行った。第四に、平成17年度の研究に向けて、被験者の言語アウトプットのデータベース化のための準備を行った。特に、タグ付けの基準について検討した。また、得られたデータの統計的な処理方法について検討を加えた。 データベース化においては、コーパス分析ソフトウェアWordSmithを用いた。また、収集・整理されたデータは、統計処理ソフトウェアSPSSに順次入力し、平成17年度以降に詳細な分析ができるようにした。なお、データベース化の作業の一部は研究補助員の協力を得て遂行した。
|