2005 Fiscal Year Annual Research Report
WWWを用いた語学教材作成支援ソフトウェアの開発と学習効果についての研究
Project/Area Number |
16520347
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Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
吉井 誠 熊本県立大学, 文学部, 助教授 (70240231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貞廣 泰造 熊本県立大学, 総合管理学部, 講師 (00280454)
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Keywords | CALL / 語彙習得 / 教材開発 / ソフトウェア開発 |
Research Abstract |
16年度の後半(10月〜3月)にプロトタイプを使用して予備実験を行ったが、その結果を本研究における中間報告として2005年5月にミシガン大学で開催されたコンピュータ支援言語教育研究学会(CALICO : Computer-Assisted Language Instruction Consortium)にて発表を行った。また、発表結果をまとめ2006年3月に、Language Issues : Journal of the Foreign Language Education Centerに論文発表した。 平成17年度は予備実験(前年度後半に実施)のデータや学習者からのフィードバックをもとに、プログラミング担当者はプロトタイプのプログラムの修正・改善を行い、プログラム運営の面からも検討を重ね、セキュリティー対策を重視しながらも教師が手軽にこのプログラムを活用できる方法について模索した。その一つの方法として、Moodle (Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment)と呼ばれるFree Open Source Course Management Systemへのモジュール化を試み、現在も検討中である。研究代表者は、改良されたプログラムを使用して再実験を行った。その準備として、読解問題を改良・または新たに追加作成し、読解力・付随的語彙学習の過程を検証するためのオンラインテスト作りを行った。6月から7月にかけて所属研究機関において再実験を行い、データを処理・分析した。その結果は2006年5月にハワイ大学で開催されるコンピュータ支援言語教育研究学会(CALICO : Computer-Assisted Language Instruction Consortium)にて発表を行う予定である。この実験結果の一部をまとめたものを、2005年12月に中央大学で行われた第2回JACET英語語彙研究会大会において口頭発表を行った。また、その内容を論文として、2006年3月の熊本県立大学文学部紀要に発表した(本書に論文を転載)。年度後半においては、テキストとして連続の物語を取り入れ3ヶ月にわたって実験調査を行った。このデータを現在分析中であり、終了後学会で口頭発表を行い、結果をまとめて論文として学会誌に投稿を計画中である。
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Research Products
(2 results)