2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本の開国とアメリカ人宣教師-S・W・ウィリアムズと初期日米関係-
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16520402
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
陶 徳民 関西大学, 文学部, 教授 (40288791)
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Keywords | 幕末日本 / 開国 / キリスト教布教 / アメリカ人宣教師 / S.W.ウィリアムズ |
Research Abstract |
本年度の後半に責任者として組織したプリンストン大学での学会や、関西大学の交換派遣研究者として上海の姉妹校・復旦大学のアメリカ研究センターに5ヶ月間滞在したこともあって、これまでの研究成果を海外で積極的に発信できた。その詳細は、次の通りである。 (1)"The Charitable Man from Afar : A Reappraisal of S.W.Williams' (1812-1884) Involvements in the Mid-19^<th> Century East Asia," International Seminar on "Trans-Pacific Relations : The United States and East Asiain the 19^<th> and Early 20^<th> Centuries," 於Princeton University、2006年9月8日。 (2)「国家利益vs.人〓〓〓一〓1850年代美国対日外交」、於上海復旦大学アメリカ研究センター、2006年11月21日。 (3)「耶魯大学所藏『〓三畏家族文〓』探〓及研究」、第57回「名師講座」、於北京外国語大学中国海外漢学研究中心、2006年11月27日。 (4)「美日"中国通"所珍蔵的近代華人墨跡-耶魯大学『〓三畏家族文〓』及関西大学内藤文庫探〓」、「文化伝承与中外交流」新春サロン、於上海復旦大学文物与博物館学系、2007年1月8日。 (5)「美日"中国通"与近代東亜的国際関係-耶魯大学『〓三畏家族文〓』及関西大学内藤文庫探〓」、2007年度第1回「海外知名学者講演」、於上海社会科学院歴史研究所、2007年1月19日。 上記の発表で好評を得ただけでなく、アメリカと中国の研究者から有益な助言と関連情報の提供も受けた。とくに復旦大学の受入担当者・徐以〓教授がプリンストン大学の宗教学博士号の取得者であり、互いの切磋琢磨を通じて研究を一層深めることができた。これまで蒐集した史料とウィリアムズ伝記の研究と訳注の作業も進んだ。
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