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2004 Fiscal Year Annual Research Report

先住民の知的遺産についての文化人類学的研究-オーストラリア、カナダ、日本の比較から

Research Project

Project/Area Number 16520502
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

窪田 幸子  広島大学, 総合科学部, 助教授 (80268507)

Keywords先住民 / 知的遺産 / オーストラリア・アボリジニ / カナダ・イヌイット / アイヌ / 歴史 / 知的財産権 / 開発
Research Abstract

本研究では、オーストラリア、カナダ、および日本における(1)先住民知識、文化遺産をめぐる議論(2)自然資源、環境開発と先住民との関係についての問題、という二つの柱を立てた。まず、研究の第一年目にあたる本年は、予備的な準備として、この問題に関しての全体的な整理をめざした。そのため、それぞれの社会における(1)(2)にかかわる資料の調査、蓄積をおこなった。先住民知識についての言説は、多様な場面であらわれており、かつ、そのほかの歴史的な社会状況と連動していると考えることが妥当である。その全体像を知るためにはこの二つの柱を中心として、どのような研究がこれまでにおこなわれ、どのような社会的状況があらわれ、どのような変化がおきてきたのかを整理することが有意義である。そのため、オーストラリア、カナダ、日本での歴史的背景関連資料および現在の政治社会的状況に関する資料を、すでにこれまでに蓄積した資料を中心に整理した。国内の先住民関連資料についての調査や所在の確認もあわせておこない、データベース化した。
国内の先住民遺産にかかわる議論にかかわり、関係研究者との会合を2度もち、意見交換を行うとともに、特にアイヌの研究者との議論から来年度の調査についての計画を立ち上げた。また、この先住民の知的遺産にかかわる予備的な問題を整理し、大阪の国立民族学博物館で、研究発表をおこなった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2005

All Journal Article (2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 先住民社会の変化と女性2005

    • Author(s)
      窪田幸子
    • Journal Title

      『文化人類学研究』放送大学(スチュアートヘンリ編) (印刷中)

  • [Journal Article] 進化する民族誌・先住民2005

    • Author(s)
      進化する民族誌・先住民
    • Journal Title

      文化人類学-古典と現代をつなぐ20のモデル(山下晋司編)(弘文堂) (印刷中)

  • [Book] アボリジニ社会のジェンダー人類学-先住民・女性・社会変化2005

    • Author(s)
      窪田幸子
    • Total Pages
      253
    • Publisher
      世界思想社

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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