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2005 Fiscal Year Annual Research Report

バンコク・ファッション・シティ戦略と産業創生についての実証的研究

Research Project

Project/Area Number 16530183
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

田坂 敏雄  大阪市立大学, 大学院・創造都市研究科, 教授 (70122190)

Keywords繊維・衣料産業 / 靴・皮革産業 / 宝石・ジュエリー産業 / 産業集積 / 競争力政策 / 都市間競争 / 都心再開発 / シビル・ソサエティ
Research Abstract

本年度は、研究計画書に従い、次のような研究活動を行った。
(1)国内諸機関から関係資料を収集すると同時に、訪タイし、タマサート大学やチュラロンコーン大学、タイ開発研究所(TDRI)で研究書、報告書類を収集した。TDRIは、タイ工業連盟(FTI)からファッション産業の調査を委託され、「AFTAの発効がタイのファッション産業にどのような影響を与えるか」の研究を行っている。その調査結果はすでに3部作(タイ語)として公刊されている。私は、その3部作を順次、日本語に翻訳し、今年度は『タイ皮革産業とAFTAの影響』を公刊した。
(2)タイ産業省工業振興局のバンコク・ファッション・シティ事務局やTextile and Garment Development in Efficiency and Technology (T-DET)、Project of increasing Competitiveness in Shoes Industry、Jewelry Advanced Research and Development (JARAD)、バンコク日本人商工会議所繊維部会など、関係団体を訪問し、関係者からヒヤリングを行うとともに、関係団体のニューズレター、内部資料・統計類を収集した。とくに、バンコク・ファッション・シティ戦略を担当する工業振興局からは、同局の機関誌『ウッサハカム・サーン』誌に掲載された関係論文を収集した。上記諸団体からのヒヤリング調査は、バンコク・ファッション・シティ戦略についての具体像を捉える上で有効であった。
(3)バンコク・ファッション・シティ事務局がウェブ上に公開しているホーム・ページは、関係諸団体のホーム・ページともリンクし、現在、何をやっているかを知る上で有益であった。"What's News"や"Past Activities"に記載された記事は、現在取り組んでいる事業について公開している。
(4)チュラロンコーン大学の院生を助手として採用し、タイ字紙、業界紙誌から関係資料を検索させ、資料集を作製させた。その助手をインタビューに同行させ、ヒヤリングの手助けや、テープ起こしの作業をさせた。また、コーパートナーである、チュラロンコーン大学のサイケーウ氏や、タマサート大学のスラチャイ準教授は調査に同行し、様々なアドバイスをしてくれた。
以上のような活動を通じて、研究テーマに関する基本的な資料を収集することが出来た。今年度はこれらの資料を読解・分析することに務め、来年度の報告書作成について準備した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] タイ・コミュニティ組織開発機構と参加型開発2006

    • Author(s)
      田坂 敏雄
    • Journal Title

      立命館大学『立命館経済学』 54・4

      Pages: 59-81

  • [Journal Article] タイ皮革産業とAFTAの影響2005

    • Author(s)
      田坂 敏雄
    • Journal Title

      大阪市立大学『季刊経済研究』 28・2

      Pages: 57-150

  • [Book] 東アジア都市論の構想2005

    • Author(s)
      田坂 敏雄(編)
    • Total Pages
      475
    • Publisher
      御茶の水書房

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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