• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

国有化後の鉄道業に関する経済政策史的研究

Research Project

Project/Area Number 16530231
Research InstitutionKomazawa University

Principal Investigator

渡邉 恵一  駒澤大学, 経済学部, 助教授 (00267387)

Keywords鉄道史 / 鉄道政策 / 鉄道省 / 鉄道資料
Research Abstract

平成17年度における本研究の実績は、以下の通りである。
1.資料調査
資料調査については、まず前年度に引き続き、戦前の鉄道行政を監督していた官庁である鉄道省の行政資料『鉄道省文書』の検索・点検作業から着手した。その多くは、交通博物館(東京都千代田区)に所蔵されているが、同館の閉館(平成18年5月14日)が間近に迫っていることもあり、資料の閲覧予約が殺到する中で調査スケジュールの調整にたびたび苦慮した。
中央官庁資料の調査と並行して、今年度より新たに府県レベルでの鉄道行政文書の調査に着手した。さしあたり、福島県、宮崎県、鹿児島県の3県を調査し、福島・宮崎両県については、限られた日程の中ではあったが、膨大な鉄道関係行政文書の存在を把握した。鹿児島については、鹿児島市交通局が所蔵する市営軌道事業に関する資料を、同局の協力を得て発見することができた。
その他、国立国会図書館、国立公文書館(以上、東京都千代田区)、青梅市郷土博物館(東京都青梅市)、横浜開港資料館(横浜市中区)などにおいても、散発的な資料調査を行った。
2.資料収集
交通博物館所蔵の『鉄道省文書』については、前述したような制約条件の中で、重要度の高い資料から優先順位をつけて、マイクロフィルム・コピーの収集に努めた。また、福島県庁文書、宮崎県庁文書、鹿児島市交通局所蔵料については、資料保全の関係で電子式複写(コピー)が認められないため、デジタルカメラ持参による撮影によって必要部分の資料収集をおこなった。宮崎県庁文書については、なお追加的な資料収集が必要であったが、日程の都合がつかず、次年度へと持ち越さざるをえなかった。
3.研究の発表
以上のように調査・収集した資料は、その膨大な量から整理未了のものも多く、公表された成果としては別掲の範囲にとどまった。社会経済史学に掲載された論考は、書評という形をとっているが、鉄道政策史研究をめぐる論点と課題を、本研究から得られた成果をふまえて学界に提起したものである。

  • Research Products

    (4 results)

All 2006 2005

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 交通・運輸2006

    • Author(s)
      渡邉恵一
    • Journal Title

      鹿児島県史 6巻

      Pages: 483-585

  • [Journal Article] 九州鉄道会社(解題)2006

    • Author(s)
      渡邉恵一
    • Journal Title

      明治期私鉄営業報告書集成 九州鉄道会社(老川慶喜・渡邉恵一編) 1巻

      Pages: 5-16

  • [Journal Article] 近代日本の鉄道政策-1890〜1922年-(書評・松下孝昭著)2005

    • Author(s)
      渡邉恵一
    • Journal Title

      社会経済史学 71巻3号

      Pages: 83-85

  • [Journal Article] 青梅鉄道における石灰石採掘事業の展開(報告要旨)2005

    • Author(s)
      渡邉恵一
    • Journal Title

      鉄道史学 23号

      Pages: 76-77

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi