2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16530250
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
桑原 哲也 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (20103723)
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Keywords | 食品多国籍企業 / 米国の多国籍企業 / ヨーロッパの多国籍企業 / グローバルマインド / 国際人的資源管理 / 組織能力 / マス・マーケティング / 外資企業 |
Research Abstract |
1、外国に本社を置く多国籍企業の売り上げ500社にはいる企業の、対日進出のプロセスを、1967年、1985年、2002年時点について、データベース化した。 2、1をよりどころにして、1967年時点の130社の対日進出がその後現在に至るまで、その成果すなわち成長、停滞、撤退を追求した。そうしたデータベースを作った。 3、1965-67年にハーバードビジネススクールで調査された、アメリカ多国籍企業のファイル・ドキュメントを、同大学ベーカーライブラリーにおいて、閲覧、資料収集した。 4、食品多国籍企業のゼネラルフーズ、ネスレについて、ケース研究をほぼ完成した。コカコーラとユニリーバについては、資料を蓄積した。コカコーラとネスレについては母国の本社において資料収集をした。 5、ゼネラルフーズ、ネスレ、コカコーラ、ユニリーバの比較研究の完成に向かっているが、その分析の視点は、国際人的資源管理である。それは各社のトップマネジメントのグローバルマインドを反映して作られ実践されている。国際ビジネス要員のキャリア開発・キャリアパスの仕組みによって、日本のそれら子会社の組織能力の形成と経営成果に違いが出てきたことが明らかにされつつある。 6、これ等の成果の一端を、「外国企業の対日投資-高度成長期インスタントコーヒー市場におけるゼネンラルフーズとネスレ-」と題して経営史学会関西部会(2004年9月29日)、経営史学会全国大会(2004年10月19日)、及び多国籍企業研究会(2004年12月19日)において報告した。言うまでもなく、順次改善されている。
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Research Products
(2 results)