2006 Fiscal Year Annual Research Report
中国系移住者の移動と定着に関する社会学的研究-中国・東北地方出身者を対象として-
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16530340
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| Research Institution | Hosei University |
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Principal Investigator |
田嶋 淳子 法政大学, 社会学部, 教授 (20255152)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鄭 暎慧 大妻女子大学, 人間関係学部, 教授 (10207326)
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| Keywords | エスニシティ / 中国系移住者 / 中国・東北地方 / トランスナショナル / 中国朝鮮族 / 国際人口移動 / 東アジア / 国際結婚 |
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| Research Abstract |
本年度は、中国国内における3地域の調査を完成させるべく中国における研究協力者との共同作業を進めてきた。
1)韓国国内朝鮮族関連資料収集等の作業をおこなったが、韓国語文献の翻訳作業に手間取っており、作業は一部を残している。
2)遼寧省大連市、瀋陽市における調査研究は国内における遼寧省同郷会に対する研究とともに進めてきた。特に、日本国内での起業家層との接点を通じて、遼寧省への再投資状況を考察した。
3)大連市については、研修生送り出しの仲介業と受け入れ側の事業組合のインタビューを実施した。研修生以外にも、人材派遣で注目されるIT関連の社員派遣の実態把握に努めた。この結果、日本企業による直接雇用を含め、大連市における日本語人材への需要が増大していることがわかった。人材派遣関連業の商務部系統および労働部系統の実態については、研究協力者の李天国による調査を実施し、結果を集約した。
4)大連市における製造業およびアウトソーシングを進めるコールセンター業の現地法人を訪問し、日中間における業務の関連状況に関するインタビューを実施した。ここでは職業高校との提携関係を通じた人材育成が今後の研修生送り出しあるいは日系企業の需要に応じた形で行われていることが明らかとなった。
5)黒竜江省に関しては黒竜江大学社会学部の協力のもと、F県T郷における実態調査を実施した。この調査結果については、地域レベルの統計資料の収集ならびに調査データの集約作業が残されており、データの一部しか入手できていない。このため、分析作業に遅れが出ている。
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