2004 Fiscal Year Annual Research Report
スウェーデンにおけるホームレス自立支援システムの研究
Project/Area Number |
16530350
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Research Institution | Tokyo Jogakkan College |
Principal Investigator |
麦倉 哲 東京女学館大学, 国際教養学部, 助教授 (70200235)
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Keywords | ホームレス / 自立支援 / ソーシャル・インクルージョン / インテグレーション / NPO / 社会福祉ネットワーク / ボランティア / ソーシャルワーカー |
Research Abstract |
2004年4月末に次の論文を刊行した。これはスウェーデンの都市の貧困とホームレス問題をテーマとしたものである。 (1)麦倉哲・義平真心,2004,「スウェーデンストックホルム市における都市と貧困(1)スウェーデンストックホルム市における都市再生プロジェクト-ハマービー ショースタッド(Hammarby Sj□stad)開発の事例研究」,日本都市学会,日本都市学会年報VOL.37 (2)義平真心・麦倉哲,2004,「スウェーデンストックホルム市における都市と貧困(2)ストックホルム市のおけるホームレス自立支援政策とNPOによる自立支援活動」,日本都市学会,日本都市学会年報VOL.37 上記論文は、平成14-15年度の科学研究『野宿者自立支援システムの構築に関する研究』の成果の一部でもあるが、前回から今回へと研究を発展させていく架橋的な成果であるので掲載した。 2004年5月から2005年2月までは、スウェーデンと日本のホームレス自立支援システムを比較検討するために、日本国内とくに東京、大阪での調査・ヒアリングを実施した。スウェーデンに関しては、文献研究、資料検討を進め、ストックホルムの都市再開発の問題について、論文執筆の準備をした。 2005年3月には、スウェーデンストックホルム市での調査を実施するとともに、政府関係者(厚生省関係者)ならびにストックホルム市のホームレス統計資料専門家へのヒアリング、及びスウェーデン在住の日系人関係者から、スウェーデンの福祉社会に関するヒアリングを実施した。また、ストックホルム市内のホームレスエリアの表面観察を実施し、ホームレスの日中の過ごし方や、アルコール依存の態様などを観察した。 現在、スウェーデン調査で得られた調査資料を検討し、スウェーデンにおける共同研究者との連絡を定期化し、研究の取りまとめの方向を見据えつつ、今年の夏に実施予定の本プロジェクト最後の調査(NPO調査)に向けて準備を進めているところである。
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