2004 Fiscal Year Annual Research Report
戦後日本におけるメディアと若者の変容に関する社会史的研究
Project/Area Number |
16530359
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
難波 功士 関西学院大学, 社会学部, 助教授 (20288997)
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Keywords | メディア / 若者文化 / 戦後社会史 / 消費文化 / サブカルチャー |
Research Abstract |
昨年度発表した「戦後ユース・サブカルチャーについて(1):太陽族からみゆき族へ」(『関西学院大学社会学部紀要』96)に引き続き、今年度は2本の論文を続編として執筆し、1960年代後半から80年代前半にかけての若者文化とメディアの連関と、その推移を概観した。また、研究ノートとして関西学院大学社会学部紀要に発表した2本の論文によっても、60年代から90年代にかけての「若者(文化)」概念ないしその実態の変遷を分析している。そうした実証的な作業の一方で、前年度、文部科学省21世紀COEプログラム研究報告書『国際比較研究のフロンティア』に発表した「ユース・サブカルチャーズの国際比較のために」をベースに、比較史的な視点からの理論面での検討作業も続けている。次年度に向けては、今年度中に収集した資料をもとに、さらに論文を書き継いでいき、90年代後半までの「若者文化とメディアの戦後社会史」を完成させていきたい。 また本研究の成果の一部は、国際日本文化研究センター共同研究員として参加している「コマーシャル映像にみる物質文化と情報文化」(代表山田奨治氏、平成15〜17年度)や、研究分担者として参加している科学研究費補助金(基盤研究(C))「テレビ文化のメディア史的考察」(代表長谷正人氏、平成16〜17年度)といった共同研究における活動や、第55回日本商業学会全国大会(2005年5月29日)での報告(セッションテーマ「文化・芸術と広告」)などを通じても発表していく予定である
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Research Products
(4 results)