2005 Fiscal Year Annual Research Report
社会福祉実践における生活場面面接の理論と方法の体系化に関する研究
Project/Area Number |
16530376
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
小嶋 章吾 国際医療福祉大学, 医療福祉学部, 助教授 (90317644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶌末 憲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (80325993)
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Keywords | 生活場面面接 / Life Space Interview / ソーシャルワーク / ケアワーク / 高齢者福祉 / 社会福祉実践 / 技法 / 教育訓練 |
Research Abstract |
第1に、昨年度までの研究成果について、日本社会福祉学会第53回全国大会にて口頭報告を行った。報告の要点は、先行研究をもとにコミュニケーション技法、カウンセリング技法、面接技法と対比し、生活場面面接技法の固有性を提示したことである。 第2に、「生活場面面接技法の体系」(試案)にもとづき、46項目にわたる生活場面面接技法を抽出・整理し、それぞれの項目の実施頻度とともに、生活場面面接の展開の具体的場面を問うアンケート調査票を作成した。これをもとに、東京都及び栃木県の在宅介護支援センター438カ所全数に所属するそれぞれ2名ずつののソーシャルワーカーを対象に、また全国ホームヘルパー協議会の会員が所属する訪問介護事業所2500カ所の十分の1にあたる249カ所をランダムサンプリングし、それぞれ3名ずつのホームヘルパーを対象とし、アンケート調査を実施した。 第3に、ホームヘルパー、民生委員児童委員、生活支援員(地域福祉権利擁護事業)を対象とした生活場面面接の研修を実施し、評価を受けた。2点目・3点目にについては、いずれも現在データ処理中につき、分析は次年度に繰り越すこととなった。 第4に、昨年度までは、高齢者分野に限定して生活場面面接を検討してきたが、本年度は、生活場面面接の他分野への応用性を検討するために、現場での生活支援において生活場面面接が多用されていると考えられる知的障害者施設、児童養護施設、及び医療機関のソーシャルワーカー、それぞれ1人ずつヒアリング調査を実施した。4点目のデータ分析も次年度の課題である。
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Research Products
(5 results)