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2004 Fiscal Year Annual Research Report

社会福祉専門教育改善のためのIT活用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16530384
Research InstitutionKyoto Koka Women's University

Principal Investigator

小國 英夫  京都光華女子大学, 人間関係学部, 教授 (70224186)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 嘉一郎  京都光華女子大学, 人間関係学部, 教授 (10192410)
阿部 一晴  京都光華女子大学, 人間関係学部, 講師 (60340452)
岡本 民夫  同志社大学, 文学部, 教授 (80071918)
Keywords高度実学教育 / フィールドラーニング / 予習支援 / 補完的教材 / 復習教材 / 実習現場データベース / リアルタイムな実習指導 / 実習現場との共同研究
Research Abstract

社会福祉士国家試験受験資格取得のための大学カリキュラムは大別して講義系が13科目(国家試験科目)と演習・実習系が3科目の計16科目である。こうしたことから社会福祉系大学の場合、卒業までに修得すべき単位が140〜150単位以上となり、更にPSWなどの受験資格も取得する場合は170単位程度となる。しかし社会福祉専門教育は高度な実学教育であるためフィールドラーニング(実習)に多くの時間を割く必要がある。社会福祉系大学等の教員を対象に行なったアンケートでもこうした状況においてIT技術やマルチメディアを活用して教育の効率化を図ることのニーズが確認されている。
本研究ではこうした現実を踏まえて(1)専門の講義系科目についての豊かで効率的な学習支援のあり方、(2)実習系科目についてのリアルタイムなスパービジョンのあり方、(3)専門演習や卒業研究系科目についての演習方法や論文指導等を実施するためのITの有効な活用方法について考察をしてきた。
(1)については(あ)講義で使用するテキストやプリント等の全文を電子化し、キーワードに関する解説文などを入れて学生の予習を支援する。(い)授業内容を豊富にするための補完的教材(登場する人物や関連する事項に関する動画情報など)を提示する。(う)復習教材として授業の録画をキーワード検索の出来る状態で配信する等が有効であることが本学及び他大学の先行事例によって明らかになった。今後はこうした作業を容易にする方法や学生の質問等にどう対応していくか、その効果的で安全な方法を模索する必要がある。
(2)については(あ)実習現場に関するデータベースを提供し、学生の実習フィールドや課題選択を支援する。(い)実習日誌や学生の実習に関する相談をメールで受付け、リアルタイムに実習指導できる体制をつくる。(う)現場ごとの実習日程や学生の実習状況等、学科として共有すべきデータを配信するなどのニーズが高く、学生と教員にとって有効であることが明らかになった。
(3)については今後の課題であるが、学生を交えた実習現場との共同研究にも資する道を模索することを含めてITによる具体的な学習支援の方法を検討する予定である。
以上の研究に関して2004年度は同志社大学、同志杜女子大学、佛教大学、龍谷大学、岐阜経済大学、関西学院大学、立教大学等を見学し、先行事例について研究した。今後は日本福祉大学、吉備国際大学、武庫川女子大学、淑徳大学等の事例を研究する。また、今後は(1)(2)(3)について学生や教員によるモニタリングを行ない、システムやコンテンツの改良を図る計画である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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